平和考え真実学べる中学教科書 子どもに渡したい
東京・大田 つどい開く

平和考え、真実学べる教科書を子どもたちに手渡したいと開かれたつどい=7日、東京都大田区
平和考え、真実学べる教科書を
子どもたちに手渡したいと開かれたつどい
=7日、東京都大田区

東京都23区で唯一、歴史の事実をゆがめる育鵬社の中学校社会科(歴史・公民)教科書が使われている大田区で7日、平和を考え真実を学べる教科書を子どもたちに手渡したいと「新しい中学校検定教科書を考えるつどい」が開かれました。会場いっぱいの220人が参加しました。主催は同実行委員会。教科書や教育、平和問題に取り組む団体が広く賛同を寄せています。

子どもと教科書全国ネット21常任運営委員、歴史教育者協議会前委員長の石山久男さんが、育鵬社や自由社の歴史・公民教科書の問題点について話しました。当時の日本政府の主張をそのままに記述し、日本が行った侵略戦争と植民地支配を美化し、正当化する教科書だと指摘。公民では全体として、「戦争する国づくり」をすすめる安倍政権の政策をそのまま正しいとして宣伝しているような教科書になっていると批判しました。

賛同団体からの報告者は、4年前の中学校教科書採択をめぐる教科書展示会「区民意見」では、育鵬社・自由社教科書に賛成する意見のほうが多くなっていたと紹介し、学び、考え、自分の意見をあげていこうとよびかけました。

大田区では8月の教科書採択へ向け、教科書展示会が7月2日まで区内3カ所で始まっています。つどいでは▽教科書展示会で区民意見を書こう▽教育委員会の傍聴を▽どこでも教科書学習会を開こう―などの「行動提起」が行われました。

(「しんぶん赤旗」2015年6月8日付より)