町工場に寄り添う政治に【東京・大田】

挑戦2016参院選

山添候補 ものづくりの現場視察

日本共産党の山添拓参院東京選挙区候補は21日、日本を代表するものづくり産業の集積地・東京都大田区で町工場の現状を調査し、関係者と懇談しました。かち佳代子都議、党区議団が同行しました。産業・雇用分野の調査の一環で、昨年12月の福祉分野の調査に続くものです。


 

開発中の発電機を手にする山添候補(中央)=21日、東京都大田区(「しんぶん赤旗」提供)
開発中の発電機を手にする山添候補(中央)=21日、東京都大田区(「しんぶん赤旗」提供)

山添氏らは、大田区工業連合会の舟久保利明会長と懇談。舟久保氏は「大企業が内部留保をため込んで設備投資が増えず、われわれの仕事は減っている。行政には、業者の情報発信の援助や、職場体験などのキャリア教育を望む」と話しました。

大田区産業振興協会では、山本成俊事務局長から後継者対策などについて聴きました。

大森東地域の金属加工業と溶接加工業を視察。西糀谷地域では、蒲田民主商工会の「小型風力発電開発プロジェクト」を進める永田勝さん、佐々木忠義さんと懇談。佐々木さんは「熟練技術を持ち、もうひと踏ん張りしたいという業者に何とか仕事をつくりたい。山添さんには国会で町工場を守る仕事をしてほしい」と期待を寄せました。

山添氏は「下請2法など現行法を守らせるだけでも現状を改善できます。みなさんが長年培った技術や情熱に注目し、寄り添う政治を実現したい」と決意を語りました。

不況打開大田区実行委員会(民商、労組、共産党で構成)との懇談では、出席者から「仕事の確保と単価引き上げがどうしても必要」「消費税10%は中小につぶれろというようなもの」などの声が出されました。

 

(「しんぶん赤旗」2016年1月23日付より)