【都知事選】宇都宮けんじ候補の第一声

東京都知事選で宇都宮けんじ候補が18日、都庁前で行った第一声の要旨を紹介します。

宇都宮けんじ候補
第一声で訴える宇都宮けんじ候補=18日、都庁前(「しんぶん赤旗」提供)

 多くの都民、市民から背中を押されて立候補しました。コロナ災害に伴う国や都の自粛・休業要請によって多くの都民が仕事を失い、住まいを失い、営業は困難となり、生活や命が脅かされています。とりわけシングルマザー、非正規労働者、障害のある方々など、社会的弱者と呼ばれる方にしわ寄せがいっています。私は、都民の一人ひとりの生存権がかかった選挙だと考えています。

 私がこの選挙で重視するのは、第1に、コロナから都民の命を守る医療体制の充実と自粛や休業に伴う補償を徹底することです。この間、都は公衆衛生の拠点とも言うべき保健所を大幅に減らしてきています。医療体制の充実、病院や保健所の強化、医療器具等の充実などを徹底してやらないとだめです。第2波、第3波が予測される中、都民の命を守る医療体制の充実は最も緊急な課題です。

 第2は、都立・公社病院の独立行政法人化を中止し、このような病院を充実し強化を図ることです。コロナ感染症患者を一番多く受け入れているのが都立病院や公社病院です。昨年12月、小池知事は突然、独法化を表明しました。コロナ対策をやると言いながら真逆のことをやってきました。

 次に五輪問題です。感染症対策の専門家が来年の五輪・パラリンピックの開催は困難だと判断した場合は、積極的に国際オリンピック委員会に中止を働きかけ、中止で浮いた予算をコロナ災害で被害にあった都民の救済にあてます。

 続いて、カジノ誘致をきっぱりと中止します。カジノは賭博です。刑法で禁止されている犯罪です。人の不幸の上に経済成長を図るということは、政治家として絶対にやってはいけない。

 これまでの日本社会は国民の命や暮らし、人々の人権よりも経済効率性ばかりを優先してきた自己責任社会でした。自己責任社会を転換して、人々がつながりあい、支え合う社会的連帯の社会が今こそ求められています。

 私は、都民の一人ひとりと手を携えて、新しい都政を確立したい。国の政治のあり方にも大きな影響を与えると思います。

 私は、今回立候補した誰よりも、都民一人ひとりの命や暮らし、コロナ災害でしわ寄せを受けている社会的弱者の方への思いは強い。政治を行ううえで一番大事な要素だと思っています。都民の皆さまのご支援、ご協力を改めてお願いします。

(2020年6月19日付「しんぶん赤旗」より)