安倍晋三政権による戦争法(安保関連法)の強行から1年となった19日、「戦争法をぜったい廃止に」と、全国各地で集会やデモが行われました。総がかり行動実行委員会が呼びかけた国会正門前の行動には2万3000人(主催者発表)が参加。市民の代表や4野党の国会議員、学者、弁護士らがマイクを握り、「市民と野党の共闘を進める決意の日に」と訴えました。

4野党代表が勢ぞろい

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(写真)戦争法廃止を訴える国会正門前
行動の参加者=19日、東京都千代田区

行動中は雨が降り続きました。終盤には日も落ちはじめ、肌寒さを感じるなか、参加者は「戦争する国絶対反対」「みんなの力で憲法守ろう」と力強くコールしました。「衆院選も野党共闘」「戦争に加担しない」「自衛隊員のいのちを守れ」などの手書きのプラカードも揺れました。

「1年前も雨だったわね」。東京都府中市に住む女性(63)は、昨年も国会前で声をあげていました。「微力だけど、私も行動するようになりました」。自身のブログで、デモの情報を発信しているといいます。「まだあの時の怒りは忘れていません。市民と野党の共闘をこれからも続けて、必ず政治を変えたい」

実行委員会を代表して3氏があいさつ。高田健さん(解釈で憲法9条を壊すな!実行委員会)は「この1年、全国でたたかいが広がった。今日も、四百数十カ所で行動しています。大変な力です」と強調します。小田川義和さん(憲法共同センター)は、「昨年は『野党は共闘』とこの場所で声をあげた。今年は『本気で共闘を』といいたい」とのべました。

安全保障関連法に反対する学者の会、安保関連法に反対するママの会@東京、日本弁護士連合会などの代表が連帯あいさつしました。元シールズの林田光弘さん(大学院生)は「戦争法が違憲であることを忘れてはいけない」と指摘します。「現状を嘆くにはまだ早い。日本国憲法はまだ死んでいません。路上に出て意思を示しましょう。僕たちは一度だってあきらめてない」

元自衛官の井筒高雄さんは、自衛隊の派遣が狙われる南スーダンの危険性を指摘。「安保法制によって、自衛隊員の命が軽く扱われている」と訴えました。

最後に、実行委員会の福山真劫さん(戦争をさせない1000人委員会)が行動提起。今後のたたかいの基本として「市民運動で安倍政権を包囲すること、そして選挙で勝利することです」と語りました。

さいたま市から参加した男性(75)は、「憲法改悪STOP」と書かれたプラカードを手にしながらコールをしていました。「これほど民主主義、立憲主義を考えた1年はなかった。これからは地道に周りの人に広げていく」と語りました。

(「しんぶん赤旗」2016年9月20日付より)