参院選は7/20投票!比例代表は日本共産党、東京選挙区は吉良よし子へ!

尊厳守る たたかう議席

激戦突破 ここに希望のとりで─東京選挙区 吉良よし子さん

当選のお祝いに駆けつけた支援者から激励を受ける吉良よし子参院議員=20日、東京都渋谷区(「しんぶん赤旗」提供)

 参院選東京選挙区(改選数6と任期3年の補欠1)では日本共産党の吉良よし子氏=現=は56万2443票(得票率8・08%)を獲得し、6位で3期目の当選を果たしました。

 吉良氏は2期12年間にわたって、人々の痛みに寄り添い、声を届けてきました。活動を通じて市民や党地方議員団と連携し、労働者を使いつぶす悪質な企業名の公表や、就職活動に伴うハラスメント対策の企業への義務づけ、コロナ禍での事業者や文化活動への支援、学校給食の無償化、入学しない大学への入学金「二重払い」の是正など、多くの実績を上げてきました。

 選挙で吉良氏はこれらの実績を示し「まだまだ届けたい声がたくさんある。実現するまであきらめないのが私たち共産党の議席。引き続き国会で働かせてほしい」と強調。消費税減税をはじめ、大学など教育無償化、奨学金という名の借金の半額減免、最低賃金時給1700円以上への引き上げ、医療切り下げ反対、本気の気候危機対策などを公約しました。

生活に地続き

 街頭で吉良氏の訴えを聴いた人からは「共産党が暮らしに寄り添った政策を掲げ、主張が自分の生活に地続きだと共感した。消費税減税が必要だと思う」(13日、千代田区秋葉原で42歳の男性)などの声が寄せられました。

 港区で9日に吉良氏の訴えを聴いた男性(70)は「自分は子どもの頃にいじめを受けた経験がある。吉良さんが『痛みに寄り添う』と訴えていたのがいい」と語りました。

 6月の都議選では自民党が過去最低の議席数となり、公明党も現職が落選するなど自公政権への審判が示されました。

 吉良氏は、都議選の結果も示して「衆院に続いて参院でも自公を少数に追い込もう」と呼びかけ。都議選2人区で共産党候補が議席を獲得した文京区、清瀬市、東久留米市などでは、吉良氏の得票が1位となりました。

 一方、選挙では参政党が「(外国人が)集団をつくって大きな犯罪が生まれている」(3日、神谷宗幣代表)と主張し、国民民主党も「日本人の手で日本を取り戻そう」(4日、榛葉賀津也幹事長)と語るなど排外主義をあおる勢力が現れました。

 これに対して吉良氏は「暮らしが苦しいのは外国人のせいではなく、暮らしに目を向けず予算を充ててこなかった自民党、公明党の責任。外国人や高齢者、女性などに憎悪をあおる政治を許さず、全ての人の尊厳を守り、誰もが自分らしく生きられる政治を実現しよう」と訴えました。

差別に危機感

 選挙戦最終日の19日、吉良氏や田村智子委員長が最後の訴えを行った新宿駅南口では「自分も米国で留学し、『外国人』だと差別を受けたことがある。自分で変えられないものを理由に差別するのは、おかしい」(小金井市の66歳の女性)など危機感を覚えた人が駆け付けました。

 吉良氏の訴えを聴いた高校教員の男性(24)は「学校でも中東や東南アジアにルーツを持つ生徒がいる。外国人への差別など、これまでは口に出してはいけないとされていた言葉を語る人たちが出てきたことに、底が抜けてしまった感じがする」と語りました。

 20日の開票日。当選確実の一報を受けてあいさつした吉良氏は「勝利はみんなの力で得たもの。選挙で掲げた公約を必ず実現したい」と述べるとともに、「『何としても差別を止めてほしい』と涙ながらに訴える人に何人も出会った。一人一人の尊厳を守り抜く政治を実現するため、絶対にあきらめない。差別と分断をなくすまでたたかい続ける」と決意を語りました。(東京都・川井亮)

(「しんぶん赤旗」2025年7月22日付より)

タイトルとURLをコピーしました