共産党 比例2議席、吉良氏3選
「オール沖縄」高良氏初当選

自民、公明の与党が過半数を割り込むかどうかが最大の焦点となった第27回参議院選挙(欠員補充を含め改選125)は20日、投開票され、日本共産党は比例代表で2議席を確保し、小池晃書記局長が5回目の当選を確実にしました。東京選挙区では、現職の吉良よし子氏が3期目の当選を勝ち取り、あわせて3議席を確保しました。
報道各社の出口調査によると、自公両党で過半数割れとなり、衆院に続いて参院でも少数になる可能性があります。最大争点となった物価高騰対策で、国民多数が求めている消費税減税を否定。裏金問題で「政治とカネ」に無反省な態度を続けたうえ、アメリカいいなりで大軍拡をすすめた自民、公明の与党に厳しい審判が下された形になりました。
候補者を一本化した17選挙区のうち、沖縄選挙区では「オール沖縄」の高良沙哉(さちか)氏が初当選。民意に反した辺野古新基地建設を推進する自民党に痛打を与えました。市民と野党の共闘では、秋田の寺田静、岩手の横沢たかのり、宮城の石垣のりこ、長野の羽田次郎、新潟の打越さく良、三重の小島智子、愛媛の永江孝子、徳島・高知の広田一、大分の吉田忠智、宮崎の山内かなこ、鹿児島の尾辻朋実の各氏が当選を確実にしました。
日本共産党は参院選で、「物価高騰に無為無策、アメリカいいなりの大軍拡、裏金に無反省の自民、公明を衆院に続いて参院でも少数に追い込み、自民党政治を終わらせる新しい政治への希望を開こう」と訴えました。
一方、外国人を差別する露骨な排外主義を掲げる政党が伸長する見通しです。日本共産党は排外主義の潮流と正面からたたかい、共生の社会を目指すと訴え、多くの市民から共感を得ました。今後、排外主義とのたたかいは国政の重要争点となります。
共産党当確者


オール沖縄

(「しんぶん赤旗」2025年7月21日付より)