吉良氏3選 喜び爆発
東京「人間としてうれしい」

「この世には傷つけられていい、踏みにじられていい人なんて一人たりともいません」。20日の午後8時すぎ、当選確実となった日本共産党の吉良よし子参院東京選挙区候補が渋谷区の事務所であいさつすると、集まった支援者から上がる「そうだ」の声と拍手で空気が震えました。
ボランティアの中山李里子さんは「排外主義が広がる中で『絶対に許さない』とはっきりと打ち出した共産党に力をもらった。吉良さんが当選したことは、一人の人間としてうれしい」と喜びを語りました。
「国籍や性にかかわらず守られるべき基本的人権、それを揺るがした選挙に、強い違和感があります。世界的に右傾化が進んでいます。今私たちがあらがわないと、この参院選がターニングポイントになってしまうのではないかと不安です」と危機感を述べました。
会社員の五十嵐裕美さんは選挙ボランティアをした理由について「投票するだけじゃ気持ちが収まらないので」と語りました。「国を守るとか、子どもを産めとかいう政党がいるけれど、私たちは国を守るために生きているのではない。本当に寄り添ってくれるのは共産党かなと思うようになりました。投票するだけではなく、何かしたら結果が変わるかもしれないので応援しました」と話しました。
(「しんぶん赤旗」2025年7月21日付より)