参院選は7/20投票!比例代表は日本共産党、東京選挙区は吉良よし子へ!

暮らし・平和・命を守り 希望の政治実現へ力尽くす

東京 小池書記局長・吉良氏ら街宣

激励にこたえる(左から)伊藤和子、宮本徹、小池晃、吉良よし子、谷川智行の各氏=21日、東京・池袋駅前(「しんぶん赤旗」提供)

 参院選の結果を受け、日本共産党は21日、東京・池袋駅前で街頭演説を行い、比例代表で当選した小池晃書記局長と東京選挙区で3選を果たした吉良よし子氏が訴えました。小池氏は党の3議席獲得に心からの感謝を表明し、沖縄選挙区で辺野古米軍新基地建設反対の「オール沖縄」の高良沙哉(さちか)氏が勝利したことも報告。「希望と連帯を語り続ける。暮らし、平和、命を守り、希望の政治を実現するためにこれからも力を尽くす」と述べました。伊藤和子比例候補、宮本徹前衆院議員、谷川智行党政策副委員長も参加しました。

 吉良氏は「声を届けてくれて、一緒に政治を動かしてきたみなさんとともに勝ち取った議席だ」と表明。選挙中に寄せられた切実な声を国会に必ず届けていくとし、「今後も政治を前に動かしていこう」と呼び掛けました。

 小池氏は、比例代表で2議席にとどまったことは「本当に残念で悔しい結果であり、支援いただいたみなさんの期待に応える結果を出せなかったことを誠に申し訳なく思います」と述べました。

 選挙全体の結果については、昨年の総選挙に続き参院でも自公を少数に追い込んだことを「政治を前に進めるものであり、みなさんの力によるもの」と強調。石破茂首相の「続投」表明について、「国民が石破政権ノーという明確な審判を下したにもかかわらず全く聞く耳を持たないということだ」と批判し、国会でも徹底的に問題点を追及し、国民の立場で自公政権に迫っていくと述べました。

 参院選で日本共産党が▽大企業への応分の負担で消費税を一律5%に減税を▽内部留保を活用し、政治の力で大幅賃上げを▽医療と介護の崩壊を止め、社会保障予算の拡充を▽大軍拡に反対し、外交の力で東アジアの平和を―として自民党政治と正面から対決し、責任ある対案を示してたたかったことは「これからの政治に生きていく」とし、掲げた公約実現に全力を尽くすと述べました。

 市民と野党の共闘の新たな発展を目指して取り組み、全国32ある1人区のうち17選挙区で候補者を一本化し12選挙区で勝利したとして、「これまでで最も多く自民党を倒す結果を出したことに共産党が貢献できた」と報告しました。

 一方、医療費削減路線を進める維新や国民民主など自民党に助け舟を出す政党や、参政党や日本保守党のように外国人差別をふりまく排外主義、女性の尊厳を踏みにじる極右的潮流が台頭し議席を増やしたことについて、小池氏は「マスメディアがあたかもこうした勢力が議席を増やすかどうかが選挙の最大の争点であるかのように描く中で、本当の争点が覆い隠されてしまった面もある」と指摘。「自民党政治の根幹が変わらなければ国民との矛盾は避けられず、ますます矛盾が深まることにならざるを得ない」と強調しました。

 総選挙以来進んでいる新しい政治を模索・探求する流れは「参院選を受けてさらに大きな政治の激動になっていくことは間違いない」とし、衆参で自公が少数になり自民党政治が深刻な矛盾と危機にぶつかっていくなかで野党の役割が問われていくと強調。「自民党政治の延命に手を貸すのか、それとも自公政権に代わって新しい政治をつくる立場を取るのかが決定的に問われてくる」と語り、野党が結束し、消費税減税、インボイス廃止の実現に力を尽くすとしました。

 民族差別が植民地支配、侵略戦争に進んでいった反省の上に立った戦後政治の原点に立ち、排外主義勢力に断固立ち向かうことは政治の焦眉の課題になると強調。侵略戦争、植民地支配、民族差別に命がけで反対してきた日本共産党は、排外主義と民族差別に反対していくと述べました。

 排外主義の潮流に対し多くの市民が全国各地で「差別反対」「私は差別にあらがう」と声をあげたことに「国民の新しい連帯が生まれつつある。日本の前途にとって希望ある流れだ」と述べ、市民と連帯して差別と排外主義を許さない国民的な共同をつくるため全力を尽くすと表明しました。

(「しんぶん赤旗」2025年7月22日付より)

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