消費税を下げて

東京・世田谷区 里吉都議ら宣伝に反響

「がんばって」と声をかけられる里吉ゆみ都議(中央)=24日、東京都世田谷区(しんぶん赤旗提供)

 東京都が水道料金の基本料金を夏の間の4カ月間無償にすると発表し、話題です。東京都世田谷区の祖師ケ谷大蔵駅前で、日本共産党の里吉ゆみ都議会議員は24日、「水道料金の基本料金だけでなく、利用料も引き下げるべきだ」と訴えました。

 演説を聞いていた42歳の男性が「共産党が前から言ってきたことですよね」と話しました。「みんな知らないんですよね。テレビなんかでは言わないから。共産党は国民に寄り添ってて、一番まとも。というか、ほかの政党・政治家がひどすぎる」と言います。

 野党第1党の共産党都議団が提案し実現したのは水道料金値下げ以外にも学校給食費や高校授業料の無償化、シルバーパス値下げなど。党都議団副幹事長として「共産党が動けば変わる」の実践者です。

 若者が多く集まる三軒茶屋駅前。党女性後援会のメンバーによる宣伝行動に里吉氏がマイクを握りました。シールアンケートでは答えた人の多くが消費税5%減税に賛成を投じました。若者3人組は「消費税なくして」と言い、「大企業の負担で」と口々に話していました。

 里吉氏が家賃補助の提案をすると「家賃が高すぎて死にそう」と社会人2年目の女性(22)が言います。「狭くてテーブルがおけず、小さな折りたたみ椅子で食べている。家賃も高いけど、コメも高い」と生活の不安も。「消費税下げてほしい。共産党の政策、見てみます」とビラを受け取りました。

 世田谷区では定数8に有力15人が立候補を予定しています。里吉氏は「若者への家賃補助、シルバーパスの適用拡大、学生への交通費補助もやりたい。ぜひ都議会に送り出してほしい」と訴えました。

(「しんぶん赤旗」2025年5月25日付より)

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