日本共産党の小竹ひろ子東京都議は9日、都議会本会議で一般質問に立ち、東京から平和を発信する事業の推進について舛添要一知事にただしました。

終戦の年は4歳で、宇都宮氏で見た空襲の真っ赤な夜空や焼野原が目に焼き付いていると述べた小竹氏。「東京都として平和について知り考える場を提供し、戦争の体験と戦争を繰り返さない決意を次代に引き継ぐべきだ」として知事の認識を問いました。

舛添知事は「先の大戦で戦争の惨禍をこうむった歴史を持つ都民にとって恒久平和の実現は最大の願いだ」と答弁。「戦争の惨禍を再び繰り返さぬよう、平和国家日本の首都として、次世代に戦争体験や平和の大切さを伝えていく」と述べました。

小竹氏は、2020年の東京五輪までを「平和の5年」として集中的に平和事業を展開し、平和や核廃絶、友好の立場を発信していくこととともに、東京空襲犠牲者名簿(8万人余)や都の所有する証言ビデオ、空襲資料の公開を提起しました。

舛添知事は「開催都市として世界の年と連携し、世界平和の実現に貢献していく」と答えました。

小竹氏は、知事と各会派に向けて、戦後70年を機に1日も早い東京平和祈念館、都立の戦争資料館の建設の実現をと呼びかけました。

平和祈念館の建設や東京空襲犠牲者名簿の公開を求める遺族らが本会議を傍聴し、小竹氏と懇談しました。

(「しんぶん赤旗」2015年12月10日付より)