東京・東久留米市の市議補選で日本共産党の北村のり子(新)が当選しました。ご支援ありがとうございました。

都市計画道路を優先的整備 都が方針案 共産党「見直しを」

 東京都は19日、区部と多摩地域で都市計画道路を優先的に整備するための方針案を公表しました。2015~25年度で道路整備を進めるとした第4次事業化計画に続くもので、第5次事業化計画では25~40年度で都市計画道路の整備を進めるとしています。

 方針案では、第4次計画期間中に区部37キロメートル、多摩地域38キロメートルの「優先整備路線」に着手したとする一方、「都市計画道路の完成延長の伸びは03年度を境に鈍化傾向にある」「都内の土地は細分化が進んでおり、関係権利者が増加するなど、整備に要する期間が長期化している」としました。

 今後の都市計画道路の整備について、▽都内や隣接県、高速道路と結ぶ骨格幹線道路の形成▽物流ネットワークの形成▽広域的な災害対応機能―など10項目で「検証」を実施。どの項目にも該当しない場合に限って廃止候補路線とする他は、道路整備の「必要性が高い」として推進する姿勢を示しました。

 25~40年度の優先整備路線に227路線157キロを選定した一方、廃止候補とされた区間は10路線2・9キロにとどまり、第4次事業化計画時の廃止候補8キロより大幅に縮小しました。
20路線29キロについては、道路線形や幅員、構造など計画内容を再検討するとしましたが、廃止の可能性には言及していません。

 都は方針案に対する都民意見を来年1月30日(当日消印有効)まで募集した後、3月末までに方針を策定する予定です。

 日本共産党の原田あきら都議(都都市計画審議会委員)の話 整備方針案には全体として、何が何でも道路を整備しようとする都の姿勢が表れています。全国各地で都市計画道路の大幅な見直し・廃止を打ち出している中、異常な執着ぶりです。都は、道路整備で破壊されるさまざまな価値を直視し、住民の声を聴く場を設けて、大幅な見直しに取り組むべきです。

(「しんぶん赤旗」2025年12月25日付より)

タイトルとURLをコピーしました