台風被害への支援急務

都に東京農民連が要請 党都議団が同席

東京都(中央)に要請書を手渡す東京農民連の人たち(左端)=28日、東京都庁(「しんぶん赤旗」提供)

 東京農民運動連合会(東京農民連)は28日、都市部や島しょ部の農業課題について東京都と話し合いました。八丈島の台風被害について、早急な復旧支援を求めました。

 利島(としま)村の農家の笹岡寿一さんは「八丈島の農業協同組合の役員によると、農業も壊滅的な被害を受けている」と報告。ヤシやシダ、フリージアといった観葉植物や花だけでなく、温室などの農業施設が全壊状態で「自力では再建不能に近い」との現地の声を紹介し、国の激甚災害に指定する必要があると強調しました。

 都の産業労働局農林水産部の担当者は「多くの栽培施設に被害が出ていると把握している。すぐにできるものは何か考えている」と話しました。

 武山健二郎会長が申し入れ書を手渡し、▽都市農業振興▽学校給食での地場産有機野菜の活用▽有機フッ素化合物(PFAS)への対策▽米の安定供給を政府に要請すること―など求めました。日本共産党の大山とも子、藤田りょうこ両都議が同席しました。

(「しんぶん赤旗」2025年10月29日付より)

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