東京　吉良氏公約実現へ決意

　午後８時の投票終了直後に、吉良よし子氏＝現＝の３期目の当選確実の一報が渋谷区の選挙事務所に入ると、詰めかけていたボランティアの人たちや党支持者から「おおーっ！」という歓声と拍手が沸き起こりました。

　拍手で迎えられた吉良氏は、支持者らとともに万歳三唱。「選挙で寄せられた多くの声を政治に届け抜くと訴えた選挙でした。東京中のみんなの力で得た勝利です」と謝意を表しました。

　消費税減税や教育無償化、大学入学金廃止、医療切り捨て反対、核兵器廃絶など「選挙で掲げた公約を必ず実現したい」と強調。差別と分断をあおる政党が現れたことに触れ、「『何としても差別を止めてほしい』と涙ながらに訴える声も多くいただきました。差別と分断をなくすたたかいを続けていきます」と表明しました。

　当選確実の知らせが届いた小池晃書記局長も駆け付け「自民・公明を少数に追い込む流れが示されました。吉良さんと共産党が自公政治の問題点を徹底的に明らかにしたことが、貢献したものです。排外主義と断固たたかう上でも、東京選挙区の結果は大きな土台を築きました」と語りました。

　比例候補としてたたかった伊藤和子氏も「東京中を駆け巡って党の政策を訴えたことが積み重なって、吉良さんの当選となり、うれしい」と語りました。

（「しんぶん赤旗」2025年7月21日付より）