田村委員長・小池書記局長が訴え
日本共産党の田村智子委員長、小池晃書記局長は30日、それぞれ都内で街頭演説に立ち、かつてない大激戦となる東京都議選での現職19人全員の勝利と前進、つづく参院選での党躍進に向け、多くの聴衆に支持と支援を呼び掛けました。
北区・せいの予定候補

田村氏は、北区・赤羽駅前で街頭演説し、せいの恵子都議予定候補(北区)の必勝を訴えました。夜のとばりが降り始めた駅前広場には、たくさんの人がつめかけ、熱い声援を送りました。
田村氏は、都議会野党第1党の党都議団の豊かな実績を紹介。その上で、賃上げ支援や医療・介護の充実、住宅問題の解消など、東京を暮らし応援の都政に切り替える党の政策を語り、日本共産党の躍進で新しい政治を切り開こうと訴えました。
新旧交代がかかった北区。田村氏は、せいの氏が北区議2期5年の活動でさまざまな生きづらさを抱える人の声を議会に届けてきたことを強調。家族の介護や世話に追われる子ども「ヤングケアラー」の声に向き合い、支援の仕組みを実現してきたことも紹介し、「暮らしを守る政治へと『せーのでチェンジ!』(せいの氏のキャッチフレーズ)」と力強く訴えました。
せいの氏は、「生理の貧困」の問題を初めて議会で取り上げ、小中学校などへの生理用品設置を実現した実績を語り、「人権が守られるジェンダー平等社会に」「声にならない声を政治に届け、光のあたらない課題にこそ光をあてたい」と決意を表明しました。
文京区・福手予定候補

都議団抜群の実績
小池氏は、文京区礫川公園前で街頭に立ち、吉良よし子参院議員(参院選東京選挙区予定候補)とともに、参院選勝利、福手ゆう子都議予定候補(文京区)の再選に向けた支持を聴衆に呼びかけました。
小池氏は、コメ大増産や消費税減税など国民の願いを実現する決意を示すとともに、福手都議が住民の声に応えてきた多くの実績を紹介し、「市民と野党の共同候補として、必勝を」と訴えました。
その上で、「共産党都議団は抜群の成果をあげてきた」として、学校給食費無償化、シルバーパス値下げ、水道料金引き下げなど、野党第1党の19人の党都議団のもとで実現した数々の「都民要求」を列挙。お台場の「噴水」建設など小池百合子都政の無駄遣いや自民党都議団の裏金問題を批判しつつ、▽賃上げに向けた中小企業支援▽医療福祉の拡充や国民健康保険料・後期高齢者医療保険料の1人3万円引き下げ、子どもの国保料ゼロなどで国の福祉切り捨てから都民を守る▽100万世帯への月1万円の家賃補助、都営住宅の大規模建設など「稼ぐ東京から住み続けられる東京への転換」などの都議団の公約を紹介し、福手都議と吉良議員の勝利で「暮らし第一の都政を実現しよう」と力を込めました。
福手氏は「一人ひとりの人権と暮らしを守る東京に変えていきたい」と決意を表明しました。
立憲民主党の浅田保雄文京区議が応援に駆けつけあいさつし、激励しました。
(「しんぶん赤旗」2025年5月31日付より)