都議選激戦 やさしい都政へともに

江戸川区(定数5) 原純子候補(現)

区民と対話する原純子都議=4月、東京都江戸川区

 東京都議選江戸川選挙区(定数5)で日本共産党の原純子候補(60)は2期目を目指します。「あなたと変えるやさしい都政に」が原候補のキャッチコピーです。区内に新しい特別支援学校の設置を求め続け、ついに都が新設計画を決定。保護者をはじめ関係者の大きな喜びとなっています。

 原候補、自民党(無所属出馬)、公明党、ミライ会議、自由を守る会の現職に加え、都民ファーストの会、国民民主党、日本維新の会の新人、2人の擁立をめざす「再生の道」の新人1人が発表され、9~10人が立候補を予定しています。

 自ファ公など、大型開発を優先し地価や家賃の高騰を招く都民に冷たい小池都政を進める政党か、くらしを守る都政に変える日本共産党かが問われています。

 区内では大型再開発が進み、1戸1億円超のタワーマンションが建つ一方、対話の中で住民から「家賃が上がって苦しい」「都営住宅に20回申し込んだが当たらない」など住まいへの意見が寄せられています。

 江戸川区選出の現職で、都議会に提出された都営住宅の新規建設を求める請願に賛成したのは原候補だけでした。

 小池都知事は「稼ぐ東京」と称して、再開発をする大企業に多額の補助金を出してきました。「稼ぐ」は江戸川区立公園の運営にも表れ、ある区立公園は、公園整備を民間企業に任せる「Park―PFI」方式によって居酒屋が並ぶ公園に変わってしまいました。この計画には、国民民主党から出馬する予定の元区環境部長が関わりました。

 原候補は環境・建設委員として、都議会で住民の財産の公園を守る課題に取り組んできました。街や公園の整備計画を公開させ住民の声を必ず反映させることや、樹木伐採を安易にさせないルールをつくり、緑を守ることを訴えています。

 都議会自民党の裏金事件も問われます。138万円を政治資金収支報告書に記載せず議長を辞任した現職は、裏金の使い道を語らず、無所属で出馬予定。党江戸川地区委員会はビラもつくり、徹底的に裏金事件を批判・追及しています。

 党地区委員会は4万票の獲得を目指します。前回都議選の得票の約1・6倍、昨年の総選挙比例票の2・2倍にあたり、大きな活動の飛躍が求められています。支部で得票目標・要求対話目標・党勢拡大目標の三つを決め、読者、後援会員を総訪問しようとよびかけています。

 大門実紀史参院議員らとの「土建要求スペシャルトーク」をユーチューブで配信し土建後援会ニュースで視聴をよびかけ、同後援会の立ち上がる力にしています。

 SNSの活用では、地区は期間限定のユーチューブ広告に挑戦し始めました。「原純子サポーターズ」は先駆けてショート動画を作成し、各SNSに投稿しています。(仁田 桃)

(「しんぶん赤旗」2025年5月21日付)

2025都議会議員選挙 都議予定候補一覧
タイトルとURLをコピーしました