月860~1460円 今夏数カ月間
東京都は、物価高対策として都内全ての一般家庭を対象に、今夏の水道基本料金を無償化する方向で検討に入りました。都関係者が20日、明らかにしました。猛暑が予想される夏に光熱水費の負担を軽減することで、自宅でのエアコン使用を促す熱中症予防の目的もあります。数カ月間実施する方向で調整しています。
実施期間など詳細を詰め、6月開会予定の都議会定例会に必要な経費を盛り込んだ補正予算案を提出します。
都内の水道料金は、固定費に当たる基本料金と、使用量に応じて変動する従量料金があります。基本料金は水道管の口径の大きさによって異なり、一般家庭向けは13ミリが月860円、20ミリが月1170円、25ミリが月1460円となっています。今夏の対策では、従量料金は減免しません。
都水道局が水道水を供給していない都内の一部地域に対しては、支援措置を講じて同様に基本料金を無償化する方向で検討しています。
(「しんぶん赤旗」2025年5月21日付より)