障がい福祉 守り充実

東京・清瀬 原のり子都議 当事者らと集い

失語症の男性(左端)の訴えを聞く(正面右から)原、宮本両氏=9日(しんぶん赤旗提供)

「障がい福祉の今と未来を語るつどい」が9日夜、東京都清瀬市で開かれました。会場の市生涯学習センターは、当事者や家族、関係者らで満席。ズーム参加も多く、70人を超える市民がつどいました。障害者団体と日本共産党でつくる実行委員会が主催。共産党の原のり子都議と宮本徹前衆院議員、清瀬、東久留米両市議団が出席しました。

会場では複数の手話通訳者がインターネットで配信。発言も即座に文字化されて画面表示されました。参加者からは「いろんな声が聞けてよかった。こんなつどいはいい」などの声も。

「つどいのメインはみなさんの発言」と切り出した原都議は、市民と党都議団によって切り開いてきた諸施策を報告。「いま何としても実現したいこと」として、粘り強い取り組みで都政を動かしつつある障害者医療費助成と障害者福祉手当の拡充を強調しました。

参加者からは「障がいが重く介護が必要な人が多い施設ほど健康診断が人数制限される。毎年してくれる原さんの質問がなかったらと思うと心配」「障がいがある子の医療費が所得制限で大人と同じ負担に。年齢と障がいの程度によって医療費助成が出ない」「施設の修繕費が途方もない」など深刻な実態が出されました。

「もし、この“宝の議席”を失ったら、都政は100歩も200歩も後退してしまう」。原都議はじめ党都議団への期待は切実です。

(「しんぶん赤旗」2025年5月14日付より)

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