生きづらさ ない街に
25歳の新人です。立候補を決意した大きな理由が三つあります。
一つ目は、目が全く見えない父、重病で寝たきりの弟と育ってきたことです。困難を抱えている人が数多いことを学んできました。二つ目は在日コリアンの人たちへの差別・扇動です。抗議するため街頭に立ったのが政治や社会を考えるきっかけとなりました。三つ目はシェアハウス運営の経験です。経済的事情や家庭の問題で居場所を失った若い人たちの居場所づくりに携わってきました。
私が実感したのは、一人ひとりの生きづらさの多くが、政治の問題と切っても切り離せないということです。
金もうけや生産性という物差しで一人ひとりの生き方を一方的に測り、切り捨てる政治がはびこっています。
しかし、一人ひとりの声で政治を動かすという民主主義の基本を貫くことで、誰もが自分らしく胸を張って暮らせる街をつくっていけます。自分らしさが決して「生きづらさ」にならない街をつくるため、先頭に立って取り組んでいきます。
(「しんぶん赤旗」4月21日付より)