日本共産党の原田あきら東京都議は22日、都議会一般質問で、都市計画道路の見直しを迫るとともに、子どもの「遊び」を保障するための施策拡充を提案しました。
杉並区では、前区政の都市計画道路に、住民から住宅街を壊す道路を事業化するなとの声が広がり、昨年の区長選では道路計画見直しを掲げた岸本聡子区長が誕生しています。
原田氏は、国の都市計画運用指針改定で関係市町村の意見を十分尊重したことを挙げ、地元自治体との丁寧な協議を要求。福田至都市整備局長は「地元自治体の意見を聞き、その意見を尊重する」と答えました。
原田氏は、同区の補助132号線の事業施行期間が2029年度までで、現区長は積極的な用地買収を止めていると指摘。期間が過ぎた時、施行者である地元自治体の意向抜きに都の判断だけで期間の延長を行うことは可能か尋ねました。
福田局長は、期間延長は施行者の申請に基づくと答弁。原田氏は「都市計画道路は抜本的に見直すべきだ」と強調しました。
原田氏は、東京では子どもが遊ぶための環境が失われていると指摘し、子どもの権利条約が保障する子どもの遊ぶ権利について知事の認識をただしました。
小池百合子知事は「子どもが思い切り遊ぶことができる環境を作っていくことは重要だ」と答えました。
(しんぶん赤旗2023年3月1日付より)