日本共産党の斉藤まりこ東京都議は28日の都議会代表質問で、東京五輪組織委員会の元理事や事業者トップら関係者が受託収賄や贈賄の容疑で相次いで逮捕された問題について、都として徹底検証するよう小池百合子知事に迫りました。

質問する斉藤まりこ都議=28日、東京都議会(しんぶん赤旗提供)

斉藤氏は、小池知事が所信表明でこの問題に一言も触れなかったとして「都合の悪いことにふたをする姿勢は許されない。次々と疑惑が明らかになり、底なしの様相だ」と批判。

組織委は都とJOC(日本オリンピック委員会)が設立し、都職員が多数派遣され「みなし公務員」と扱われ、多額の税金が投入されたと指摘。「都には五輪開催都市としての責任がある。運営や収支は適正だったか、なぜ事件が起こったか徹底的に検証すべきだ」と述べ、関係職員の聞き取り調査や非公開情報の公開を求めました。

斉藤氏は、前会長が逮捕された紳士服大手AOKIが都と組織委の共同実施事業(組織委が都などの経費負担で行った事業)でも、スポンサーとして優先的に1億8千万円の契約を結んだことを指摘。不正の有無を調べるよう迫りました。

また、神宮外苑再開発の背景にも五輪をめぐる巨大利権があり、森喜朗元首相らが深く関与してきたと述べ、メスを入れるよう求めました。

小池知事は「事件は誠に残念。(組織委の)清算法人に捜査への全面協力を求める」と答えただけでした。

(しんぶん赤旗2022年9月30日付より)