日本共産党は7月15日に党創立102周年を迎えます

「政治変える」仲間と 駆け抜けた参院選 気軽に参加、発信の場に

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 参院選(7月10日投票)の東京選挙区(改選数6)では、3位で再選を決めた日本共産党の山添拓さんの街頭演説に、多くの若い人たちが駆け付けるなど、幅広い応援が広がりました。山添さんを応援する市民勝手連「YAMA部」メンバーの、土屋明日香さん(仮名)、長迫貴子さん、藤田力さんが、山添さんと選挙戦を振り返り、語り合いました。        (荒金哲)

 ―自己紹介を兼ねて、YAMA部に参加した経緯や、今回の選挙の感想をお願いします。
 藤田 2016年からYAMA部に参加しています。普段は国民救援会の都本部で活動しています。今年に入ってからYAMA部の憲法カフェを3回、開き、みんなで知恵を出し合って準備してきました。選挙中は、宣伝グッズの運搬、撤収をやったり、マイクを使えなくなる午後8時以降の「こんばんは宣伝」で「本人」ボードを持つ役などをやっていました。
 長迫 私はコロナ禍で国会中継を見るようになって、山添さんの質問に感銘を受けました。自分は政治と遠い距離にいると感じていたところから、YAMA部の活動に参加し出しました。本格的に参加したのは、今回の山添さんの選挙からです。何とか選挙戦を、駆け抜けられて安心しています。
 土屋 私は会社員をしています。2021年10月の衆院選の時に、YAMA部のスタンディングに初めて行って、そこで初めて山添さんとお話しました。すごく気さくで、政治家の方としゃべるのは初めてだったので、びっくりしました。山添さんに「プラスターを持ってみますか?」と勧められて(笑)、飛び入りでやって、それが面白かったので、そこからちょこちょこ、参加している、新参者です。
 ―山添さんは、今回の選挙戦とYAMA部の活動を振り返って、どんなことを感じられますか。
 山添 選挙中、YAMA部のみなさんが各地の街頭演説に来て、その場の空気を明るくするような、エネルギーを発揮してくれました。YAMA部のテントを立てて、グッズ販売をしたり、横断幕やプラスターを掲げたり、タオルを身に付けたり。若い世代が多いYAMA部が各地の宣伝を活気あるものにしてくれたし、他の参加者を励ましてくれました。
 それぞれの参加の経緯の話にもあったように、私の選挙の時だけでなく、日常的に活動を積み重ねてきたことが特徴的です。
 年に数回、国会報告会を開き、災害時の救援募金や、ウクライナ侵略抗議のスタンディングにもYAMA部として取り組みました。一緒に政治を変える、社会に働きかける、そういう取り組みをしてきた仲間と選挙戦を駆け抜けて、勝利をつかむことができた。本当にうれしく思います。

チラシ配る人で「飽和状態」も
 ―山添さんは3位での当選でした。
 長迫 正直、まさか3位とは。ビックリしました。「最後の1議席」と思って、最後の最後まであきらめなくて、本当に良かったと思います。
 藤田 私も連日、新聞で5位、6位、7位という報道を見ていましたし、事実、そういうものだと受けとめていました。ただ、投票日間近の数日間は、反応が出てきて、行けそうじゃないかなという気持ちもあったのですが、最後まで気を抜かずに、と取り組みました。
 山添 私も後から言われて、なるほどと思ったんですが、野党候補のなかで最初に当確が決まったのが、私だったんですね。最後の一議席を僅差で争うというところから、押し上げてもらった。その勢いが、本当に強かったということだと思います。うれしいですし、本当に感動しました。
 3位ですが、私の得票が68万5224票で、次点(7位)の維新の会の候補が53万票余りですから、約15万票の差の中に5人がひしめき合っています。15万票というのは、東京の有権者数1150万からすれば、1%少しという値です。ほんの少しの差でひっくり返る僅差の激戦でした。
 共産党は比例で、残念な後退でした。昨年の衆院選以降の野党共闘と共産党への攻撃、ウクライナ侵略を利用した大軍拡路線と改憲の動きという厳しい情勢のなかで、東京で幅広いみなさんと押し返した、そういうたたかいだったと思います。
 ―選挙中に、応援の広がりを感じたエピソードがあれば教えてください。
 土屋 チラシを配っているときなどに、配る人が多くて飽和状態みたいになっていて(笑)、もう立つところがない、みたいになった日もありました。YAMA部のテントにいたら、目の前にいた男性が、「自分にも何かできることないですか」と話しかけてくれたり。「チラシ配ったり、プラスター持ったりしてみますか?」って聞いたら、すぐにやってくれて。うれしかったですね。
 藤田 こんばんは宣伝の参加人数を数える役もやっていました。回を重ねるごとに50人が80人、100人、200人と広がっていきました。
 山添 演説の終了後に、あいさつにまわると、中盤から終盤、期日前投票で「投票してきましたよ」だけでなく、「いま、家族や友人に広げています」と言ってくれる方が多くなっていったんです。ツイッターで著名人の方などが、応援を表明してくれる動きもありました。さまざまな形で、私への支持を広げようとしてくれる人たちに出会ったことから、応援の広がりを実感しました。

演説の会場が「オフ会」に
 ―長迫さんは、韓国ポップミュージック「Kポップ」ファンの憲法カフェで、山添さんに出演を依頼したそうですね。
 長迫 昨年、韓国のBTSというグループを好きになったんです。そのファンのグループのなかに、総選挙の時期、ごく一部なんですが、選挙に行こうよとか、日韓の歴史のことを考えずに韓国のアーティストのことを楽しんでいるのはおかしいんじゃないの、と言っている人たちがいて。
 ―すごいですね。
 長迫 衆院選が終わって、日本国憲法を変える動きが加速するんじゃないかということで、何度か憲法カフェを開きました。そのゲストに国会議員で弁護士の人が来てくれたらうれしいよね、という話があった時、「次で改選の山添さんは?」という声が出されて。
 それ、やりたいな、と思いました。支持の輪を広げるには、敷居をもっと低くしたいと思っていたので。それで、山添さんに打診をしたんです。
 山添 参加して楽しかったですね。限られた時間の中で、憲法はそもそもどういうものかということから、自民党の改憲案のこととか、いろんな角度の質問があって、すごく準備していただいたんだと思います。
 長迫 初めて政治家と話すという人も、たくさんいました。「偉そう」とか「上からものを言う」イメージが強かったという人が多くて、山添さんのお話は、同じ目線で話されている、市民の声を聞くというのはこういうことなんだ、という感想はけっこうありました。
 山添 ファンの方たちの行動力がすごくて、その後、かなりの人数の方に街頭演説にきて頂いたんです。一人ずつで参加される方もいれば、連れだって参加してそこで初めて面識を持って「オフ会」(オフライン・ミーティング)みたいになっていたり(笑)。驚きでもあり、新しいつながりを得たと感じました。

YAMA部迅速な活動を続けたい
座談会 応援の輪広げた参院選

―東京での山添さんへの応援の広がりやYAMA部の活動に、全国から注目が集まっています。皆さんはどんなことが良かったと感じていますか。
 藤田 私も救援会の仕事でさまざまな会議に出ると、教訓は何かとよく聞かれます。私も聞きたいくらいですが(笑)。
 山添さんも触れていましたが、YAMA部が、山添さんの選挙だけではなく、政治や社会への思いや怒りを発信する場として2016年からずっと活動を続けてきた。そこにさまざまな人が集まってきてくれた。それが、勝利できた一番の要因かなと思います。
 長迫 私も、山添さんの選挙がない期間も、YAMA部が「市民と山添さんをつなぐプラットフォーム」みたいになってきたことが大きいと思います。私自身も、山添さんの国会論戦を見て、YAMA部の存在と活動を知って、行ってみよう、と思ったことがきっかけでした。数日前に、先ほどのKポップファンの人たちが参院選を振り返るスペース(ツイッターの音声ライブ)をやっていたんです。そこでもある方が、「選挙がない間も、草の根でYAMA部が活動していることがすごいと思った。自分も(取り組みを)続けていきたい」と話されていました。
 土屋 YAMA部ってネーミングが良いなと思っていて。ロゴもかっこいいし、タオルとかのグッズもいっぱいあって、持っていて楽しい。
 どうしても応援しなきゃみたいな義務感がない感じが良いなって思います。気が向いたときや時間があるときに、ふらっと立ち寄れる場所、みたいな雰囲気が良いなと思っていました。
 山添 YAMA部が、何かやりたい人が気軽に来られる場所となってきました。平日夜のこんばんは宣伝も、あの時間だから参加できるという人もいました。
 先ほど土屋さんは「時間があるときに」と言われたけれど、皆さんかなりの時間、来てくれましたよね。朝から晩まで「追っかけ」で参加してくれる日もありました。
 YAMA部の皆さんとは、この6年間、さまざまな活動や時間を共有してきました。ウクライナ侵略への抗議行動やオンラインの国会報告など、さまざまな新しいチャレンジもしながら、取り組んできました。
 東京をはじめ全国の日本共産党の党員や後援会員の皆さん、そして党内外の幅広い人たちの取り組みがあって、勝ち抜くことができたんだと思います。

論戦の「新作」楽しみに
 ―次の6年間、山添さんに期待したいこと、また皆さんが取り組みたいことをお願いします。
 土屋 改憲をさせないように、できることをしたい。YAMA部で何か活動があれば参加したいですね。自分が主導でなくてすみません(笑)。
 あと、国会論戦に期待しています。山添さんの論戦を聞くのが好きで、なんか、新作が出る(笑)みたいな。すごく楽しみにしています。
 藤田 山添さんへの期待は、改憲阻止はもちろんですが、物価高がすごくて、生活苦を何とかしたいということでも期待しています。YAMA部としては、選挙後、打ち上げをしていないので、ぜひしたいですね(笑)。あとは、今後も、社会や政治の課題への私たちの思いや怒りを、YAMA部を通じて発信していきたいなと思います。
 長迫 改憲阻止のために、山添さんに先頭に立ってほしい。もう一つ、男女の賃金格差で山添さんも質問して、大企業の公表が決まったので、引き続きジェンダー平等を進める先頭にも立ってほしいです。
 今回、YAMA部に参加してすごいなと思ったのは、ウクライナの侵略でも、自然災害の時にも、迅速にアクションを起こすところです。これからもスピード感を持った活動を続けて、私もそこにスピード感をもって参加したいなと思っています。

政治を身近に感じられる場
 ―最後に、山添さんの決意をお願いします。
 山添 憲法が希望というスローガンを掲げて選挙をたたかい、多くの共感も広がりました。憲法を守り生かす先頭に立っていきたいと思います。
 国会論戦は引き続き頑張っていきたい。国会論戦は、国会議員にとって中心の仕事の一つですし、そこで多くの人に着目していただけるのは、うれしいことです。さらに論戦を磨き上げていきます。
 同時に、本来、政治は身近な存在であるべきなのに、縁遠いものになっています。政治家や政治を身近に感じられる場も、つくっていきたいですね。気軽に憲法を語り広げる場も作っていきたい。
 選挙を一緒にたたかって、押し上げていただいた、この体験を共有した多くのみなさんがいます。そうしたみなさんと引き続き、いろいろな取り組みに挑戦し、仲間を広げたい。強く大きな日本共産党をつくり政治を前向きに動かすことができるようにがんばります。

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