横田基地はいま(2) 問題が多すぎる

東京都福生市は、人口5万6千人ほどで、行政面積のおよそ3分の1が米軍横田基地です。横田基地は福生市を含む5市1町にまたがり、その大きさは、東京ディズニーリゾート(ランドとシーの敷地)が七つもすっぽり入ってしまう大きさです。

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私は日本共産党の市議として、横田基地問題に取り組んでいます。軍事基地があることでさまざまな問題が生じています。どんなものがあるでしょうか。今回は市議会で取り上げてきた主なものを紹介します。

騒音問題―C130輸送機の低空飛行やCV22オスプレイの夜間訓練やホバリング(空中停止飛行)訓練など、配備されている機体による騒音被害が日常的に起きており、最近は、外来機の戦闘機や自衛隊所属機がタッチ・アンド・ゴーの訓練をしています。

落下物問題―訓練に失敗し、多様なものを基地の外に落としています。パラシュート降下訓練では、メイン(中心)が開かずサブ(補助)で降下し、切り離したメインパラシュートが基地の外へ落ちることも。また、特殊作戦部隊が降下し、装備していた足ヒレ(フィン)が取れて落下。オスプレイ関連では、訓練前にあったサーチライトのカバーが訓練後付いてないことが分かり、どこかに落としたことが判明しました。

地下水汚染問題―有毒な有機フッ素化合物を高濃度で含む泡消火剤が大量に漏れていたことが発覚。因果関係は証明されていませんが、多摩地域の地下水が汚染されていることが分かり、東京都水道局はくみ上げを中止しています。

リスク(危険)問題―航空機の墜落や、外国からの攻撃目標となること、また、米兵による事件や事故など、可能性として高いものから低いものまでありますが、ゼロではないことはリスクにさらされているということです。

他にも土地利用規制法の問題や国の「思いやり予算」による税金の無駄遣いなどの問題があります。そして、これらの根拠となっているのが、日米安保条約であり、日米地位協定です。

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これらの詳細な論評はこの稿では避けますが、問題が多すぎることはご理解いただけると思います。毎回の市議会ごとに何かしら一般質問をすべき問題を起こす横田基地ですが、いつか基地問題を議会で取り上げなくてすむ日が来ることを切に願います。

全国の基地問題に取り組む仲間たち、とりわけ沖縄の人々の粘り強い基地撤去運動に連帯し、私も活動を続けていきます。

(市毛雅大(いちげ・まさひろ) 日本共産党福生市議)

(「しんぶん赤旗」2022年6月29日付より)