日本共産党の宮本徹前衆院議員が配信中のユーチューブ番組「#週刊宮本徹」が好評です。6月に公開された第32回の「参政党を調べてみた」の続編として、第33回(1日公開)と第34回(3日公開)では、参政党の女性・家族論、独自憲法案など党の屋台骨となる政策を批判しました。8日時点で、それぞれ5万回、3万回超の再生回数です。視聴者からは「非難調でなく、落ち着いて冷静な口調がいい」などの声が寄せられています。
参政党の「『将来の夢はお母さん』という価値観を取り戻す」の主張に、宮本氏は「男性が専業主夫やっても尊いんじゃないですか」と反論。神谷宗幣代表が女性の進学や社会進出を敵視する一方、時間外労働の規制見直しを唱えていると指摘しました。「男性は残業時間気にせずにどんどん働いてください」と言う主張だと述べ、“古い性別役割分業に基づく社会への逆流は断じてあってはならない”と強調。参政党の政策では「無駄な医療費削減」と称し、「薬局で購入可能なOTC医薬品で対応可能な疾病は原則処方しない」とあります。宮本氏はこの主張は自公や維新と同じだとして、子どものアトピー治療薬などの保険適用維持を求める運動にも触れ「参政党の政策には日本人にも不利益な話がいっぱいある」と非難しました。
参政党憲法案については「憲法3原則、国民主権、基本的人権の尊重、恒久平和主義。全部なくなる」として日本国憲法の否定だと警告。日本共産党が戦前、国民主権も民主主義もない大日本帝国憲法下で、国民主権を命がけで訴え、戦後憲法に国民主権を書き込ませた歴史を紹介し、参院選での日本共産党の支援と躍進を呼びかけました。
(「しんぶん赤旗」2025年7月10日付より)