生徒の意見表明保障を 都議会一般質問で池川都議が求める

一般質問に立つ池川友一都議=8日、都議会本会議

日本共産党の池川友一東京都議は8日、都議会一般質問に立ち、頭髪の規制など理不尽な校則を見直す動きが広がっていることについて、子どもの権利条約や都こども基本条例に基づき、生徒と保護者、教職員との対話を継続し、子どもの意見表明を保障するよう求めました。

池川氏は世論の広がりを受けて都教育委員会、文部科学省が校則見直しを通知し、全ての都立高校でツーブロック禁止や「高校生らしさ」など理由の説明できない校則が廃止されたのは「大きな一歩」だと強調。全都立校で生徒、保護者、教職員の話し合いを持ったことに触れ、「一度で終わりでなく、対話を続け深めることが必要。対話こそ民主主義の土台だ」と提起しました。

池川氏は、教育で「意見を表明しやすい、励ましに富んだ環境が必要だ」として、子どもの意見表明を保証する環境をつくるよう求めました。

小池百合子知事は「子どもが意見表明できる環境を整備することは重要」と答えました。

池川氏は、児童相談所増設についても質問し、多摩地域では小平児相が自走が所管人口115万人、八王子児相が118万人となっていると指摘。市町村との緊密な連携に向け、抜本的な増設を求めました。

(「しんぶん赤旗」2022年6月10日付より)