感染拡大 検査広く 都議団要請

濃厚接触者 動線分離を 都議団

東京都の担当者(左端)に申し入れる日本共産党都議団=24日、都庁

日本共産党東京都議団(大山とも子団長、19人)は24日、新型コロナウイルスの濃厚接触者への検査を、薬局などではなく他の利用者と動線を分離できる保健所や医療機関で行うよう、小池百合子知事宛てに申し入れました。

都は感染に不安を感じる無症状者に対する無料のPCR等検査を、昨年末から、事業登録を受けた薬局や民間検査機関で行えるよう拡大しています。

申し入れでは、同事業では発熱患者に対応する診療・検査医療機関と異なり、他の利用者との動線の分離を求めておらず、「コロナ感染の可能性が高い濃厚接触者に案内する場所として不適切だ」と指摘。同線の分離など感染対策をした医療機関での検査を促すよう求めました。
無症状者の濃厚接触者が自ら医療機関で検査を受ける場合、本来は全額公費で行われるにもかかわらず、都は保険診療で対応するよう通知しているため、初診料の患者負担が生じていると指摘。是正するよう求めました。

都福祉保健局の杉下由行・担当部長は「動線がきちんとなっているかは重要」と答えました。

(「しんぶん赤旗」2022年1月25日付より)