有権者と対話する伊藤大気予定候補=墨田区(写真提供:しんぶん赤旗)

墨田区(定数3)では、日本共産党の伊藤大気予定候補(42)=新=が、同選挙区で32年ぶりの議席獲得をめざし、奮闘しています。

同区では他に、自民、公明、都民ファの現職、自民の前職、国民推薦の元職が立候補予定で、6氏が激しく争う様相です。伊藤氏の街頭宣伝には立憲民主党も参加するなど、事実上の野党統一候補となっています。

医療破壊ノー

「医療破壊を進める政治にしっかりと反対の声を上げていく。ケアに手厚い東京の実現を目指します」―。伊藤氏が力強く訴える中、足を止めて話を聞く人、自らビラを取りに駆け寄る若者たちの姿が目立ちます。

コロナ禍で命を守る政治が求められる中、小池百合子知事が狙う都立・公社病院の独立行政法人化。墨田区ではコロナ禍で重症患者を受け入れてきた都立墨東病院が対象となっています。近隣も含め約180万都民の命の拠点が、もうけ優先の病院に変えられようとしています。伊藤氏は同区で独法化に反対する唯一の候補者です。

保健所も自民党都政の下で大幅に削減されました。墨田区ではさらに、同党の山本亨区政により、新保健施設への統合で北部の公衆衛生の拠点である向島保健センターが廃止されようとしています。

伊藤氏は有権者との対話でも、区の医療が大きく変えられようとしていると訴えます。区民からは「医療施設が遠くなるとかなり大変になる」「貧乏人が医療を受けられなくなる。年寄りに死んでしまえと言っているようなもの」などの不安や怒りの声が寄せられ、医療を守る伊藤氏に期待が高まっています。

自民現職は多くの登録者を持つユーチューブ・チャンネルなどで日々情報を発信。前職候補もいち早くポスターを張り出しました。地域の団体を訪問し組織ぐるみの支援を呼びかけるなど必死です。

公明現職は訪問活動を徹底し、組織固めに躍起。ポスターも各地に張り出しています。

市民に幅広く

共産党と後援会は、前回得票を大きく上回る2万5000票獲得を目指し、毎日の宣伝カーでの訴え、ビラの全戸配布などに全力を挙げています。立憲民主党も参加する「市民と野党のプラットフォーム in すみだ」を立ち上げ、幅広い市民に支援を訴えています。

勝手連に参加するROBINさんは、障害者福祉に携わった経験を生かし、字幕付きの紹介ムービーの作成、メッセージボードを使った宣伝などを提案。「伊藤さんは小さい声に耳を傾け、即行動に移す人。『誰一人取り残さない社会』を実現するため、広範な人に伝えていきたい」と話しました。

(2021年6月12日付「しんぶん赤旗」より)