東京・墨田 小池氏、吉良議員・伊藤都議予定候補と宣伝

日本共産党の小池晃書記局長(参院比例代表予定候補)は23日、東京都墨田区で吉良よし子参院議員(参院東京選挙区予定候補)と伊藤大気都議予定候補(墨田区、定数3)らと街頭演説し、6月13日告示、同22日投票の都議選と7月の参院選での躍進を訴えました。
小池氏は、伊藤氏が東日本大震災をきっかけに「墨田区の子どもを放射能から守る会」で活動し、学校給食の放射線量測定を実現したことなどを紹介し、「区民の願い実現に奔走する伊藤さんを都議会に送り出そう」と訴えました。
江藤拓農林水産相が「米を買ったことがない」と述べて辞任したことについて、小池氏は米不足と値上がりに苦しむ国民の感情を逆なでする発言であり「こんなことだから、まともな米対策がでてこない」と石破茂政権を批判。自民党が農家に押しつけてきた減反政策を批判し、「米を増産するため、農家のみなさんを所得補償と価格保障で支えていく。米政策の大転換で安心してお米が食べられるまともな国をつくろう」と訴えました。
物価高騰から暮らしを守る対策として、小池氏は共産党が消費税の一律5%への減税を提案していると紹介し、食料品だけでなくあらゆる物が値上がりしており「誰でも何でも減税することが必要だ」と強調。世論調査で7割が消費税減税・廃止を求める一方、7割が財源を示すことを求めていると指摘して「共産党は財源を示している」と強調し、自公政権が進めてきた大企業と富裕層の優遇税制をただせば財源はつくれると力を込めました。
小池氏は共産党都議団の豊かな実績を紹介するなかで、東京都が今夏の水道基本料金を無償化する方針を決めたことを挙げ、「水道料金の値下げは共産党都議団が繰り返し求めてきたことだ。長年の頑張りがまた一つ都政を動かした」と強調。東京都がお台場に26億円をかけて巨大噴水を建設しようとしている一方で、都民が水道料金を滞納すればはがき一枚で給水を無情に停止していることを批判し、都には大きな財政力があり、党都議団の躍進で暮らしを支える都政に転換しようと訴えました。
吉良氏は選択的夫婦別姓や教育無償化、核兵器廃絶などを実現する決意を表明して「政治を前に動かす共産党の議席を増やそう」と訴え。伊藤氏は「格差と貧困を広げている都政をともに変えよう」と訴えました。
(「しんぶん赤旗」2025年5月24日付より)