コロナ禍でもカジノ検討/21年度調査費1000万円計上

東京都は29日に公表した2021年度予算案に、カジノを中核とする統合型リゾート(IR)誘致の調査費1000万円を計上しました。秋元司・元内閣府副大臣のカジノ汚職逮捕(19年)、新型コロナ感染が深刻化しているにもかかわらず、小池百合子知事はカジノに固執しています。

カジノ調査費はIRを所管する港湾局が要求し、小池知事はその要求額を全額認めました。同局は21年度の調査委託内容は未定だとしています。

港湾局は20年度予算で、海外のIR施設でのコロナ禍の影響を把握するための調査費1000万円を計上しましたが、感染症拡大をうけ調査委託を延期したままです。

日本共産党都議団の和泉なおみ幹事長は「コロナ禍のもとで、カジノ誘致の調査費を8年連続計上したことは許されない」と批判しています。

都はカジノ調査をもとに、IR候補地を臨海副都心青梅地区に絞り込んでいます。

(2021年1月30日付「しんぶん赤旗」より)


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