臨時国会が閉会した10日、全労連や新日本婦人の会などでつくる「憲法共同センター」は安倍9条改憲に反対し、憲法を守り生かすよう求める「3000万人署名」への協力を東京・新宿駅西口で訴えました。
署名した人たちからは、出入国管理法改定案の強行など議会のルールを踏みにじって暴走する安倍政権への怒りや「9条は変えさせない」などの声が相次ぎました。
「安倍改憲には大反対だ」と声をかけた横浜市の不動産業の男性(70)は「国会で法案を力ずくで押し通した。国会のなかで野党がしっかり議席を持たないといけない。来年 の参院選1人区での野党の候補者統一は大事だ」と述べるとともに、「国民が騒がないといけない」と話しました。
東京都港区の女性(82)は「小学校2年で埼玉に疎開した」と体験を語り「9条があったから、私たちの世代も朝鮮戦争などに駆り出されなかった。9条が私たちを守ってく れた。絶対に変えさせてはダメです」。
全労連議長の小田川義和さん、日本民主青年同盟常任委員の中川亜美さん、全国革新懇の五十嵐仁さんらが訴えました。
入管法改定案などを強行した安倍政権を批判。一方で自民党が改憲案を提出できなかったことに触れ、「野党の結束と世論の力だ。さらに3000万人署名を積み上げ、改憲断念に追い込もう」と呼びかけました。
(2018年12月11日付「しんぶん赤旗」より)