
東京都杉並区議会定例会が9日開会され、6月の区長選で再選を果たした岸本聡子区長が2期目の所信を表明しました。「区民と対話」を重ねた4年間の区政を踏まえ「安心して暮らし続けられる杉並」の実現に全力で取り組むと述べました。
岸本氏は▽子ども一人一人が大切にされ子育てに希望が持てる杉並▽孤独・孤立のない街へケアを真ん中に据えた区政▽災害に強い地域―など六つの視点で区政を進めると強調しました。
2028年度までに学童クラブ待機児ゼロを目指すとともに、児童館を増やし「歩いて15分圏内に子どもが安全に過ごせる居場所の充実を進める」と発言。小学校の移動教室、中学校の教材費、修学旅行などを無償化すると表明しました。
高齢者福祉では、単身高齢者が民間賃貸住宅を借りにくい問題について、「住まいは権利」の立場で民間事業者と連携して解決を図るなどとしました。
また、区のあらゆる事業にジェンダーの視点を取り入れ、区民と対話を重ね「ジェンダー平等条例(仮称)」制定を検討すると表明。若者の声を政策形成に反映する仕組みづくりに着手すると語りました。
所信表明を受けた代表質問で日本共産党の山田耕平区議は、岸本区政が区民との対話を掲げ、情報公開や福祉施策を前進させたことを高く評価。「区民とともに政策をつくる区政」をさらに発展させるよう求めました。
(「しんぶん赤旗」2026年9月10日付より)
