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「何落ちてくるか分からぬ」 米軍の落下傘事故に抗議

「横田基地撤去を」座り込み201回目 東京・福生

横田基地の撤去と、パラシュート降下訓練の中止を求めて座り込む参加者=21日、東京都福生市(「しんぶん赤旗」提供)

 「横田基地の撤去を求める西多摩の会」は21日、在日米軍横田基地(東京・多摩地域5市1町)に面した福生(ふっさ)市の公園で、通算201回目の座り込みに取り組みました。基地の撤去を求めると共に、パラシュート降下訓練中の米兵が基地外に降下した事故に抗議しました。

 事故は11月18日に発生。米軍は「安全性の確信が得られた」として2日後に降下訓練を再開しましたが、再開当日の訓練でも基地外の児童館にパラシュートを落下させていました。

 同会の寉田(つるた)一忠事務局長は、今回の事故について「重大な結果を引き起こしかねない極めて危険な事故」と批判。住宅密集地の中にある横田基地に、地域住民の命と安全が脅かされ続けていると強調しました。
その上で、▽横田基地でパラシュート降下訓練、オスプレイの飛行訓練などの戦争訓練は行わない▽横田基地に関わる全ての情報を、周辺自治体に対して迅速、丁寧に包み隠さず明らかにする―ことを求めていきたいと述べました。

 参加者は「パラシュート降下訓練は敵後方での暗殺など特殊作戦のため。安全確認したからといって、行っていい訓練ではない」「事故の原因をうやむやにするのは問題だと思う」など発言しました。青梅市の女性(73)は「何が落ちてくるか分からない。基地があることが不安です」と話しました。

(「しんぶん赤旗」2025年12月23日付より)

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