小池氏が報告

革新都政をつくる会は4日、東京都豊島区で2025年度定期総会を開き、憲法改悪・大軍拡や暮らし破壊を阻止する新たな共同と、小池百合子都政転換の方針を決めました。
矢吹義則代表世話人(東京自治労連委員長)が開会あいさつしました。
中山伸事務局長が活動総括と方針案を報告。自民・維新・国民民主党・参政党など「反動ブロック」の形成を許さないたたかいに総力を挙げるとともに、「財界ファースト、都民置き去りの小池都政を転換することが必要だ」と強調しました。
築地市場跡地や神宮外苑など大型再開発を推進する一方で、物価高騰対策など都民の暮らしには無関心という小池都政を告発。▽昨年の都知事選や今年の都議選、参院選で積み重ねた「市民と野党の共闘」を恒常的に進め、次期都知事選に向けた取り組みを進める▽都民の要求を実現するたたかいを広げ、新たな共同を発展させる―ことを訴えました。
参加した団体・地域の代表が活発に討論。活動方針を確認しました。
総会では日本共産党の小池晃書記局長が政治状況を報告。自民党が衆参両院で半数割れしたにもかかわらず、高市早苗政権が「政治とカネ」に無反省で、民意を削る衆院比例定数削減を持ち出したと批判しました。
一方で、トランプ米大統領言いなりで軍事費をGDP(国内総生産)比2%の前倒し達成を狙い、「台湾有事は存立危機事態」発言で日中関係を危機に陥れていることに触れ、「危険な行き詰まった政治を変える新しい共同が必要だ。東京でこそ声を上げ運動を広げよう」と呼びかけました。
共産党都議団の里吉ゆみ幹事長が「巨大な財政力を使えば都民の要求を実現できる。みなさんとともに全力で取り組む」とあいさつしました。
(「しんぶん赤旗」2025年12月6日付より)
