都内の政治資金パーティー 84団体で5.7億円超

 東京都内の政治団体が昨年、政治資金パーティーで総額5億7561万円を集めていたことが20日、都選挙管理委員会が公表した2024年分政治資金収支報告書で明らかになりました。前年に比べ4割減となり、1993年以降では2番目に少ない額でした。

 報告書によると、昨年、政治資金パーティーを開いたのは84団体。最も多額の資金を集めたのは無所属の松原仁衆院議員で、昨年6月と12月に千代田区のホテルで開いたパーティーで、渋谷区の婚礼企画企業や、医療法人グループを運営する一般社団法人徳洲会などから計3956万円を集めました。利益率(パーティー収入から経費を差し引いた利益が収入に占める割合)は89%でした。

 小池百合子都知事が特別顧問を務める都民ファーストの会は昨年11月に新宿区のホテルで開いたパーティーで、渋谷区の企業や医師、トラック業界、行政書士の団体などから計3824万円を集めました。利益率は98%でした。都ファは昨年5月のパーティーでも計922万円を得ました。

 自民党の大田総支部は昨年11月に大田区内で開いたパーティーで、区私立幼稚園連合会などから計1424万円を集め、同党の土田慎衆院議員は昨年6月に台東区のホテルで開いたパーティーで計196万円を得ていました。

(「しんぶん赤旗」2025年11月22日付より)

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