区長・区議選へ住民ら集い

秋に行われる東京都葛飾区長選・区議選に向け3日、区内複数の市民団体の当事者を招いた集いが開かれ、区民など90人以上が参加しました。
主催の「住みよい葛飾をつくるみんなの会」の永堀トミイさんは「区長の不正問題を共有し、変化をもたらす機会にしていただきたい」とあいさつしました。
5選を狙い立候補を表明している現職の青木克徳区長の下で、住民無視の再開発や、給食調理業務の委託業者の創業者からの区長後援会への献金など問題が続出。不正をただそうと住民運動が展開されています。
区庁舎移転を巡り、建設されるビルの一部を区が高く取得した問題で「新庁舎問題住民訴訟を進める区民の会」の今井賢吾さんは、「生活や商売をするのが大変な人が増えている」と述べ、区民の生活を守るためにお金を使わず、新庁舎に巨額をつぎ込む青木区長を批判しました。
学校プール廃止について「子どもたちに学校プールを!葛飾連絡会」の高橋信夫さんが「民間委託から4年がたつのに、いまだに水泳授業ができない学校がある。経費も雪だるま式に増えている」と指摘。各分野の運動をさらに広げ、政治決戦で勝ち抜き、区政を変えたいと語りました。
日本共産党の三小田准一区議は、青木区長の3泊5日170万円のウィーン視察、気に入らない管理職の異動、特定企業への優遇など、区政私物化の実態を報告しました。
(「しんぶん赤旗」2025年8月5日付より)