八丈島 断水解消早く 国に台風被災支援求める

山添参院議員・原田・田中都議ら

八丈島などの台風被害で関係省庁から聞き取りを行う(左から)田中、原田、山添各氏ら=10月31日、国会内(「しんぶん赤旗」提供)

 台風22号・23号による伊豆諸島の八丈島(東京都八丈町)などの被災者に対する国の支援について、日本共産党の山添拓参院議員、原田あきら、田中とも子両都議らは10月31日、国会内で関係省庁の担当者から聞き取りを行い、生活・営業再建に向けた支援の充実を求めました。

 この日午前、政府が八丈町と青ケ島村に局地激甚災害の指定をしたことを受け、山添氏は「求めていたことであり重要。政府側が指定によってインフラ復旧など柔軟な支援をすることを求めたい」と話しました。

 また、29日に行った八丈島の現地視察で八丈町長や都八丈支庁、町民から聞き取った内容を紹介。断水の解消が緊急の課題と求めるとともに、町営住宅には空き住戸があるものの、改修が必要で即時入居が困難な状況と指摘。家屋被害の調査や罹災(りさい)証明の発行に必要な人的支援の継続、農漁業の再開と継続への支援が必要だと訴えました。

 内閣府の担当者は、被害認定調査に政府も協力し、体制を確保できるようにしていると説明。避難者のニーズを踏まえ、新たな入居先の確保に向け八丈町や都と連携して作業をしていきたいと答えました。

 原田氏は「断水が続き、町民のストレスになっている。一日も早い復旧を」と強く要望しました。

(「しんぶん赤旗」2025年11月2日付より)

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