国会前 総がかりなどが行動
安保法制（戦争法）の強行採決から８年となった19日、衆院第２議員会館前を中心に、「戦争する国づくり」に反対し、憲法通りの政治の実現を求めて国会前行動が取り組まれました。参加した1200人（主催者発表）が、「憲法違反の法律いらない」「９条壊すな」と声をあげました。主催は総がかり行動実行委員会と９条改憲ＮＯ！全国市民アクション。
主催者あいさつした総がかり行動実行委員会の菱山南帆子さんは「８年前の強行採決から、どんな状況でも毎月19日には集まって声をあげてきた。これが憲法を変えさせなかった大きな力になってきた」と訴え。弁護士で安保法制違憲訴訟全国ネットワーク事務局長の杉浦ひとみさんは、欧米中心の世界が変わりつつある中で、米国しか見ていない政治に日本の進路は任せられないと指摘。「憲法と平和を守るためにあらゆる手段に訴えていこう」と語りました。
「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合」事務局の福山真劫さんは、自公の暴走を止めるためには共闘しかないと強調。弁護士で「安保関連法に反対するママの会」の長尾詩子さんは「今の悪政に怒りしかないが、私たちは自分たちの暮らしをあきらめることはできない」と訴えました。
日本共産党の田村智子参院議員、立憲民主党、社民党の各国会議員があいさつし、参院会派「沖縄の風」の代表がメッセージを寄せました。田村氏は「平和を守るのはミサイルではなく外交だ」と話しました。
（「しんぶん赤旗」9月20日付より）