原(江戸川)・大つき(江東)氏

日本共産党の志位和夫議長は15日、江戸川区の原純子候補(現)と、江東区の大つきかおり候補(新)の応援に立ちました。裏金問題で「非公認」となった6人の都議会自民党元幹事長が「自民支部長」のままだったことを「しんぶん赤旗」がスクープしたとのべ、「裏金、企業献金、政党助成金を自由に使える立場であり、有権者をあざむく許しがたい行為です」と批判。6人のうち江戸川、江東で1人ずつ立候補していると告発し「裏金問題を徹底追及してきた日本共産党への1票で、裏金に無反省の自民と、真相解明を妨害する公明、都民ファーストに厳しい審判を」と呼びかけると、多くの聴衆から拍手がおこりました。

江戸川区は定数5を10人が争う激戦。新小岩駅前で志位氏は、同区の都立特別支援学校で児童生徒数が増え、教室不足でパーティションで教室を仕切るという状況の中、原候補が特別支援学校新設を繰り返し求め区内東瑞江に新設が決まったと紹介。「障害がある子どもの発達に力を尽くす教育こそ全ての子どもを大切にする教育になります。『やさしい都政』をつくるため原さんの勝利を」と訴えました。
江東区は定数4を8人が争います。亀戸駅前で志位氏は、大つき候補が区議時代、区議と区幹部職員との税金を使った飲食を中止させるなど古い政治を改革し、利用されていない都有地を活用した認可保育園8カ所の新設実現など実績抜群だと強調。「『声を大事に“ビシッ”と』がキャッチフレーズです。区議会を改革した大つきさんを都政に送り、都議会の古い政治=裏金政治を“ビシッ”と改革してもらいましょう」と訴えました。
志位氏は、都民運動との共同で都政を動かしてきた共産党都議団の実績を示し、学校給食無償化を実現した力で今度は修学旅行・制服・通学定期無償化、バス・電車賃の子ども料金の18歳までの引き上げをと強調。4割値下げしたシルバーパスを無料にし、水道料金値下げを継続させ、水道料金全体の10%値下げを実現しようと力を込めるとともに、▽都政としても賃上げにとりくむ▽医療・介護の崩壊を止める▽住み続けられる東京を―の三つの重要公約を丁寧に訴えました。
志位氏は平和の問題で、イスラエルのイラン攻撃は国連憲章も国際法も無視した暴挙であること、パレスチナ・ガザ地区でジェノサイド(集団殺害)を継続し、ヨルダン川西岸で無法な入植・暴力・占領を拡大していると糾弾。こうした暴走がおこるのは、トランプ米大統領の励ましがあると厳しく告発し、「こんなトランプ大統領のアメリカに言いなりを続けていいのか。日本の大問題です」と訴えました。日本がアメリカ言いなりに大軍拡を続ければ一番危険な軍事対軍事の悪循環に陥ると指摘。「平和を願う1票は、大軍拡にきっぱり反対し、東アジアに平和をつくる9条を生かした外交に力をつくしている日本共産党に託してください」と呼びかけました。
(「しんぶん赤旗」2025年6月16日付より)