住民の生活守る都政へ

東京都議選墨田区(定数3)では、日本共産党の伊藤大気予定候補(46)が都政へ3度目の挑戦をします。墨田区で生まれ育ち、党地区委員長などを務める伊藤氏は、命とくらし第一の都政実現をめざし、党都議団や党墨田区議団と連携しながら、子どもの教育費無償化の拡大や、学校給食無償化などの実現に尽力してきました。
墨田区の定数3議席は、自民、公明、都民ファーストの知事与党3党が独占。小池百合子都知事が推進する神宮外苑などの再開発、お台場の巨大噴水建設、都立病院の独立行政法人化など都民の生活を無視した都政を進めてきました。
伊藤予定候補は住民が日々の生活に苦しむ現状を打破したいと意気込みます。「墨田区は中小企業や自営業者が多く、物価高や円安が直撃しています。事業所の倒産・休業も相次ぎ、生活が苦しい人々が多くいます」と訴えます。
小池都政だけでなく、政府が進めてきた消費税増税・インボイス導入も大きな打撃を与えています。住民を苦しめる政治を終わらせ、すべての人を置き去りにしない都政を実現するため声をあげ続けています。
他党から立候補を予定しているのは自民新人、公明と都ファ現職、石丸新党新人の4人。自民候補は現職区議ですが、区職員に対するパワハラ問題が取り沙汰されています。党区議団は「政治倫理条例」に基づく調査を提案しましたが、自・公・都ファなどが反対。議員としての資質が疑われる人物を擁立する自民と、その問題を隠そうとする補完勢力の姿勢が問われています。
墨田区からは32年間、共産党の都議が出ていません。地区委員長として区民の話を聞き形にしてきた伊藤予定候補を、住民に寄り添った都政へと変えることができる墨田区唯一の候補として押し出しています。
伊藤予定候補は幅広い世代から支えられています。勝手連「大気班。」を中心に若い世代への支持の広がりがつくられています。錦糸町駅前での音楽街宣など、区内各地の街頭に立ち、支援者との交流や区民との対話を重視しています。
学生の「交通費の負担が大きい」という訴えを聞き、子どもの交通運賃を18歳まで半額にすることを政策に盛り込むなど「くらしレスキュー」を掲げ区民のくらしを守る都政への変革を目指しています。古い政治を打破し、住民のくらしを守るため全力をあげています。(高塚風太)
(「しんぶん赤旗」2025年5月31日付より)