〝市民の手に市政を取り戻す〟
狛江市長選・12日告示

東京・狛江市長選

平井候補訴え

市政の転換を訴える平井里美市長候補=8日、東京都狛江市(「しんぶん赤旗」提供)
市政の転換を訴える平井里美
市長候補=8日、東京都狛江
市(「しんぶん赤旗」提供)

東京都狛江市長選が12日告示(19日投票)されます。市民団体「小さな声を聞く狛江」の平井里美候補(54)=無新、日本共産党、社民党推薦=は、「市民の手に市政を取り戻そう。一人ひとりの小さな声が大事にされる狛江をともにつくろう」と訴えています。
8日に、狛江駅前に立った平井氏は「市民の安全・安心を守るためにも自治体から安保法(戦争法)廃止の声をあげるべきだ」と表明。戦争法を容認する現市長を批判しました。
市政の問題では、市民の声に背を向ける現市政からの転換を訴えました。市民の自由な活動の拠点である公民館・図書館を、市民の提案書を生かして抜本充実すると約束。認可保育園の増設、貧困家庭や若者への支援の充実、市民の生活を脅かす市の強権的な徴税をやめ、相談支援体制を充実することなどを公約に掲げました。
平井氏の演説を聞いた女性(80)は「平井さんは市民と同じ目線に立ち、多様な意見を受け止めてくれる人だ。平和への思いを託したい」と語りました。
市長選は、平井氏と現職の高橋都彦氏(64)=自民、公明、民進、生活者ネット推薦=との一騎打ちの見込み。高橋氏は市議会各会派とのパイプを強調しています。

(「しんぶん赤旗」2016年6月10日付より)