東京都の池袋駅西口で11日に行われた日本共産党の街頭演説での小池晃書記局長・参院比例予定候補と吉良よし子参院議員・東京選挙区予定候補の訴えを紹介します。
12年前の躍進を再び 小池晃書記局長・参院比例予定候補

参院選では「比例は共産党」と広げに広げ抜いてください。比例予定候補5人は政治を動かす力を持ったベストチームです。
はたやま和也さん、井上さとしさん、山下よしきさん、白川よう子さん、そして私、小池晃の5人を一人残らず国会へ送っていただくために「比例は共産党」とどうか広げてください。
参院の党議員団は11人いるから法案を出すことができます。企業・団体献金禁止法案、政党助成法廃止法案、外環道やリニアで東京の地下深くを掘り進める「大深度地下使用法」の廃止法案も出しました。
いまの11議席を守り抜くためには比例5人の勝利がどうしても必要です。そして「比例は共産党」という大きなうねりを、ここ東京でつくることが、東京選挙区で吉良よし子さんの議席を守る決定的な土台になる。そして東京都議選で19議席を守り抜き、さらに前進するためにも、どうしても必要だと心から訴えます。
今でも思い出します。2013年6月の都議選で共産党が8議席から17議席に躍進した投開票翌日の新宿駅西口での沸き立つような喜びにあふれた街頭演説会。その直後、7月の参院選で比例5人を当選させ、私も3年ぶりに国会に戻していただき、12年ぶりに東京選挙区から吉良よし子さんを国会へ送ることができました。
みなさん、もう一度やろうじゃないですか。都議選の躍進、比例5議席実現と東京選挙区での勝利を。今日の集まりの熱気を東京中に広げて必ず勝ち抜かせてください。
命・暮らし守ってこそ 吉良よし子参院議員・東京選挙区予定候補

私が12年前に政治を志したのは、同世代の働き方を何とかしたいという思いからでした。私自身、60社受けて内定が1社しか取れず、20代の若者が次々と首をきられる姿も目の当たりにしてきました。いま政府は就職氷河期世代対策などと言っていますが、大企業の利益優先で労働者を切り捨て、賃金が上がらない国にしてしまったこれまでの政治を反省するべきです。
苦しいのは就職氷河期世代だけではありません。日本共産党が集めている要求アンケートには、暮らしへの不安・悲鳴が上がっています。賃上げ、最低賃金1500円への引き上げを実現しましょう。年金の底上げを実現し、医療や介護を国費で支える、そしてなんといっても消費税減税で、いのちも暮らしも守れる政治こそ目指しましょう。
この5月にも学生たちから学費値上げに対する怒りの声があがっています。値上げが続いているのは政府が教育予算を渋り、軍事費をどんどん増やし続けているからです。「平和的復興」をかかげた学術会議を解体する法案も衆院で強行採決されました。この国はあまりにも学問をないがしろにしています。すべての人が学問を受けられる社会こそ目指していこうじゃないですか。
「痛みに寄りそい、声をとどける」をモットーに政治を前に動かしてきました。違法行為を繰り返す企業名を公表させ、企業に就活セクハラ対策を義務付ける法案提出にこぎつけました。学校給食の無償化は今や全国547の自治体、都内全自治体で実現することができました。
日本共産党の躍進で、裏金まみれ、大企業の利益優先の政治を根本から変えていこうではありませんか。
(「しんぶん赤旗」2025年5月13日付より)