“困りごと”の声届ける

世田谷区(定数8) 里吉ゆみ候補(現)

有権者と対話する里吉ゆみ都議=4月26日、東京都世田谷区(しんぶん赤旗提供)

東京都議選(6月13日告示、22日投票)で世田谷区(定数8)は有力15人が入り乱れ、誰が落ちてもおかしくない大激戦です。日本共産党の里吉ゆみ候補(57)=現=は「困っている人をほっとけない」をモットーに、共同の力で要求を実現する党の議席を必ずと奮闘しています。

立候補予定者数は、自民が前回3人当選から1減の2(うち1人は裏金問題で非公認)、公明1、都民ファースト2、立民2、国民民主2、れいわ新選組1、生活者ネット1、参政1。再生の道は2人を発表しています。

里吉候補は都議団副幹事長として「共産党が提案して運動、他党と力を合わせれば都政を動かせることを目の当たりにした4年間だった」と語ります。

党都議団は19議席、野党第1党の力で、学校給食費無償化など都民の要求を実現してきました。要求実現を妨害してきた都政与党の自民、公明、都民ファ対共産党の里吉候補の対決が軸です。

党の要求アンケートや街頭での対話で最も切実なのは物価高対策、消費税減税の願いです。三軒茶屋駅前の街頭演説(4月12日)では他の野党支持者から「消費税減税してほしいから共産党に入れる」との声が。

シルバーパスは党都議団の条例提案の力で今年10月から負担軽減が実現。里吉候補は東急世田谷線も適用対象にすることを公約しています。

▽陥没事故を起こした外環道や住民合意のない大型道路計画に反対▽横田基地撤去など平和を守る▽独立行政法人化された都立松沢病院を守る―「私の議席がないと届かない声がある。だから勝ち抜きたい」と里吉候補は力を込めます。

自民は政治資金パーティーの収入から裏金を受け取っていた元幹事長の現職が非公認となりました。現幹事長の現職は区内各地の新年会で深々と頭を下げるおわび行脚。一方、張本人の元幹事長は何食わぬ顔です。

自民は危機感を燃やし、街頭で攻勢的に訴え、ポスターも第1党の勢い。都民ファが擁立する元アナウンサーの新人も知名度が高く有力です。立民も精力的に宣伝、ポスターを張り出し、参政もビラを全戸配布しています。

党、後援会も街頭では負けていません。里吉候補が参加した駅頭でのトーク宣伝はどこも盛り上がり、政治への要望シールアンケートでは「消費税減税」に多くの人が貼りました。里吉候補のプロモーションビデオの作成、公式LINE登録者数の拡大など、SNS対策を強化。電話を含む対話・支持拡大に全力をあげます。(細川豊史)

(「しんぶん赤旗」2025年5月11日付より)

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