分断やフェイクとは違う社会へ

日本共産党を応援する市民でつくるJCPサポーターは6日、市民やゲストが共産党議員らと交流するイベント「デモクラシーハウス」を東京都渋谷区のライブハウスで開催しました。(関連記事)
田村委員長ら参加
山添拓参院議員は、イスラエルによるジェノサイド(集団殺害)が続くパレスチナ・ガザ地区出身のアイダさんと語り合いました。「パレスチナで起こっていることを知ってください」と訴え、日本から声を上げるなど行動することを求めました。
吉良よし子参院議員と池川友一都議、JCPサポーターのゆかさんが、市民の声をもとに政治を変えてきた経験を交流しました。
池川さんは、都議会の野党第1党として校則問題の改善や給食費無償化などを前進させてきた実績を紹介。「来たる都議選と参院選は暮らし、平和、民主主義の問題を市民と一緒に変えていく大チャンス。党の議席を守って増やす選挙にしたい」と力説しました。吉良さんは痛みに寄り添い声を届け、政治を前に動かしていくと述べました。
小池晃書記局長と吉田紋華(あやか)三重県議、作家のアルテイシアさんが日常でモヤモヤすることを、ぶつけ合いました。津市役所のトイレに生理用品がないことをSNSで吉田さんが発信し、その後国会でこの問題を党議員が取り上げました。「『個人的なことは政治的なことだ』と、実体験としてみんなに届いたんだなと感動した」と述べました。
田村智子委員長と気候アクティビストのeriさん、フリーランス作家の小泉なつみさん、アルテイシアさんが、社会を変えるためのSNSの使い方について意見を交流しました。
eriさんは「日常のベースの中に政治や社会課題のことがあってもいいんじゃないか」とし、共産党は「言っていることはめっちゃいいんだけど、話が長い」と自身が共産党の発信に関わる思いを語りました。小泉さんは、インボイス制度廃止のためにオンラインとリアルを組み合わせた活動を紹介。田村さんは自身のインスタグラムで毎週ライブ配信をしているとして、「素のままの自分を出している」と述べました。「発信することで楽しく大きく成長できるようなSNSの使い方をしたら、分断やフェイクとは違う社会をつくれるのでは。自分が豊かになれるSNSの発信の仕方を探求して、リアルな多数派をつくっていこう」と呼びかけました。
(「しんぶん赤旗」2025年5月7日付より)