立川市長選 酒井氏初当選

この記事は約2分で読めます。
当選し支援者と握手する酒井氏(右)=3日、東京都立川市(しんぶん赤旗提供)

東京都立川市長選が3日投開票され、前都議の酒井大史氏(55)=無所属新=は2万1731票(得票率38.74%)を獲得し、自民党前都議で現市長後継の清水孝治(57)=同党推薦=、前市議の伊藤大輔(48)=国民民主党、都民ファーストの会推薦=両氏らを破り初当選しました。

午後10時20分すぎ、選挙事務所に酒井氏当選の一報が届くと、詰めかけていた支援者らから「おおっ」「おめでとう」の歓声と拍手が飛びました。

酒井氏は支援に感謝を表明し「4年前の市長選で現職に257票差で悔しい思いをし、活動してきた。市民に寄り添う市政をつくりたい。優しい社会環境が満ちあふれる街にするために50項目の政策を提案した。職員と一緒に一つ一つ実現していき、市民に『立川は変わった』と言ってもらえるよう、市民に寄り添う市長として頑張る」とあいさつ。小学校給食の無償化や有機フッ素化合物(PFAS)対策などに取り組むと表明しました。

事務所に駆け付けた40代の男性は「4年前に悔しい思いをしてきたので非常にうれしい。酒井さんの市民に寄り添う姿勢に共感してきた。子育て世代が安心できる政策を進めてほしい」と話していました。

日本共産党は立憲民主党、生活者ネット、緑の党、立川市民連合との共通政策を確認。党都議・市議が酒井氏を応援しました。選挙事務所には共産党市議団、松村亮佑・立川昭島地区委員長も駆け付けました。

選挙結果は次の通り。
当 酒井 大史55 無新 21,731
  清水 孝治57 無新 20,150
  伊藤 大輔48 無新 11,463
  野口 園子54 無新 2,440
  金村 誠48 無新 316
(投票率37.15%)

(「しんぶん赤旗」9月5日付より)