自営業者ら「営業・暮らし脅かす」インボイス中止へ行動

この記事は約2分で読めます。

東京・池袋

「STOP!インボイス」。10月予定の実施が迫る消費税のインボイス(適格請求書)制度に反対して自営業者、建設業者、地元選出議員らは21日、東京・池袋駅前でプラカードを掲げ、次々に訴えました。豊島、文京、練馬の消費税廃止各界連絡会が共催。70人が参加し、地方議会にインボイス中止意見書を求める署名への協力を呼びかけました。

インボイス制度の中止を求め、リレートークで訴える事業者ら=21日、東京・池袋駅西口(写真提供:しんぶん赤旗)

印刷業の長谷川清・豊島民主商工会会長は「物価が高騰し、コロナ融資の返済ができないなかで倒産が相次いでいる。それなのに営業と暮らしを脅かすインボイスをなぜ導入するのか。怒りを持って中止を求めよう」とアピールしました。

練馬区で教材を取り扱う井賀眞一・練馬民商会長は、国税庁がインボイスを周知する文書を送るなど、推進側は登録が進まないことに焦っていると指摘しました。

文京区で豆腐店を営む小林秀一さんは「売り上げの1割にかかる重税の消費税を廃止する第一歩としてインボイスを中止させよう」と強調しました。

立憲民主党、日本共産党、れいわ新選組の代表が参加し、立民の鈴木庸介衆院議員、共産党の福手ゆう子、米倉春奈両都議らが訴えました。福手氏は「大軍拡に進むインボイスの中止へ世論を広げよう」、米倉氏は「政府がやるべきは消費税減税で生活、生業(なりわい)を支えることだ」と力を込めました。

ツイッターを見て仕事帰りに参加した東京都西東京市の会社員(42)は「増税に反対です。インボイスに限らず日本はやばい方向に向かっているので運動に参加したかった」と語りました。

(「しんぶん赤旗」7月22日付より)