足立2新人区議の思い

21日に投開票を迎えた足立区議選。日本共産党からは8人が立候補し6人が当選しました。現有7議席からの1減ですが、小林ともよ区議、西の原ゆま区議の2人の新人が当選。若い2人の当選に党支部と支持者は活気づいています。(横田和治)

小林ともよ足立区議(左)と西の原ゆま足立区議(しんぶん赤旗提供)

西の原さん SNSが力を発揮

8年間の空白地域を奪還した西の原区議は中学の教員をしていた経験から体力に自信はあったと言いますが、候補者として未体験の選挙戦を前に不安がありました。

「声が枯れてしまわないか、緊張で不眠にならないか不安でした。でも実際にはみんなが良い雰囲気をつくってくれて、休みをとりながら、楽しんで活動が行えました」と西の原区議。多くの人にどう支持を広げていくか、チームで話し合いの場を持ち自由に意見交換をしたと言います。

「ツイッターやティックトックなどを発信するため有志で『チームゆま』というSNS班をつくりました。チームには仙台の方もいて、全国の皆さんの支援がありました。ほかにも、演説で『ゆまの今とつながろう』というキャッチフレーズを訴え、SNSにも触れてもらうよう工夫し、投稿した動画が2万7千回視聴されたのも大きかったです」

小林さん 3千世帯訪問実る

小林区議はこの1年間で3千世帯の訪問を実施。訪問活動が実を結んだのでは、と当選した背景を振り返ります。
「本当にギリギリのたたかいでした。コツコツ訪問をし続けて、自分としてはやりきったという思いです。改めて直接会うことの大切さを実感しました」 

小林区議は訪問先で、23区で一番高い介護保険料を何とかしてほしいとの要望が多く「介護保険料の負担軽減は必ず演説の中に入れました」と話します。他にも全国商工団体連合会に勤めていた経験からインボイス反対を訴え。宣伝すると地元の建設作業員の人たちも反応してくれたといいます。

「これからを見据える必要があると思います。じっくり丁寧に話を聞いて、もっと多くの若い人とつながる必要がある」と小林区議。

西の原区議は「小学校の紿食費無償化はもちろん、教員の経験を生かしたい。もっと若い人に関心を持ってもらえるようにしたいです」。小林区議は「介證保険料や国保の問題はもちろん、インボイス制度は許せない。区から意見書を上げて、すべての人が守られる政治を行いたいです」と力を込めます。

(「しんぶん赤旗」5月31日付より)