オスプレイ3機飛来横田基地 改修のため交代

米空軍特殊作戦機CV22オスプレイの新たな機体3機が30日、在日米軍横田基地(東京都多摩地域5市1町)に飛来しました。日本から米本土に輸送される3機との交代で配備されたもので横田基地の飛行隊6機は変わりませんが、2024年ごろまでには10機に増強される計画です。

羽村市の羽村平和委員会によると新たな機体は同日午後0時9分、27分、49分に飛来。25日には、すでに配備されていた3機が米陸軍横浜ノース・ドック(横浜市神奈川区)にむけて離陸していました。在日米軍基地の監視情報を発信しているリムピースは、ノース・ドックに27日に接岸した貨物船が25日に飛来した3機を積み込み、別の3機を28日に陸揚げしたことを確認しています。

米海兵隊、海軍、空軍が運用するオスプレイでは、エンジンからプロペラへ動力を伝達するクラッチが飛行中に離れ、再結合時に衝撃が発生する不具合が発生。米軍はベル・ボーイング社に関連の部品の再設計を命じたほか、一定時間使用した部品の交換を行っています。今回の飛来も部品交換や無線システムなどの改修の未実施の機体と実施済みの機体の交換が目的とみられます。

(「しんぶん赤旗」5月31日付より)