オスプレイ飛来 懸念 超党派市議が国に中止要請

東京・国立

陸上自衛隊木更津駐屯地(千葉県木更津市)に配備されているV22オスプレイが今月以降に立川飛行場(東京都立川市)に飛来し訓練を行うとしていることについて、超党派の東京都国立市議が16日、安全への懸念が払拭(ふっしょく)されないまま飛来・訓練を行わないよう防衛省に要請しました。

日本共産党の高原幸雄、住友たまみ、柏木ひろし各市議と、緑の党、生活者ネット、市議会会派「こぶしの木」、「耕す未来@くにたち」の計7市議が参加しました。

各氏はオスプレイの飛行経路・高度や頻度を明らかにするよう要望。飛行経路について同省が「病院・市街地、住宅地などを回避」するとしたことに対し、国立市が「文教都市」とされ学校も多いことを示し、「飛べる場所がない」とただしました。軍事演習の中継地として使用しないことなども求めました。

防衛省の担当者は、初飛来について「まだ計画はない」と回答。住民説明会について「これまでやったことはない」としつつ、市が主催する説明会への参加は「自治体と調整し検討したい」と答えました。

(しんぶん赤旗2023年1月18日付より)