23区で2番目
東京都北区の花川与惣太区長は4日、区立小中学校の給食費を完全無償化する方針を明らかにしました。日本共産党区議団や区民運動の要望が実ったもので、学校給食費の完全無償化を打ち出したのは23区では葛飾区に次いで2番目です。
区はこれまで、小学生で年約5万円余、中学生で6万円余の自己負担のうち、多子世帯への支援として第2子の半額、第3子以降の全額を助成してきました。
区によると、完全無償化は2023年度予算案で盛り込み、4月から実施予定で、対象となる児童・生徒数は約1万8千人。経費は約11億円としています。
共産党区議団は、毎年の予算要望や区議会の代表質問、予算組み替え案などで給食費の完全無償化を繰り返し提案。昨年9月の代表質問では「すべての子どもに平等に支援を」と求めていました。
労働組合や区民団体でつくる「区民要求実現北区連絡会」も昨年12月、給食費の完全無償化を区に要望していました。
共産党区議団の山崎たい子幹事長の話
区が子育て支援策の拡充として、給食費の完全無償化を決断したことは、子育て世代をはじめ区民を励ますものです。都内や全国の自治体に給食無償化が広がるよう、わたしたちも頑張ります。
(しんぶん赤旗2023年1月6日付より)