小金井市長が辞職 市立保育園廃園専決不承認で 東京

共産党市議団 「市政転換全力」

東京都小金井市の西岡真一郎市長は7日夜、市立保育園2園の廃園を強行する専決処分が市議会で不承認となったのを受けて、14日付で辞職すると表明しました。

 西岡市長の市立保育園の廃園計画には、保護者ら市民から批判が上がっていました。保護者らは、廃園条例の市議会提出前に話し合うよう市に求める要望書を提出していましたが、西岡市長は5園中2園を来年3月末で廃園にする条例案を9月市議会に提出。市議会厚生文教委員会は、廃園による影響を調査するため、専門家の参考人招致と条例案の継続審議を決めました。

これに対して西岡市長は9月29日、「議会が議決しないため」として、廃園条例の専決処分を強行。市議会が7日、専決処分を賛成2、反対20の反対多数で不承認としたのを受け、西岡市長は辞職を表明しました。

辞職を受けた市長選は50日以内に行われます。

日本共産党市議団の森戸洋子幹事長の話 西岡市長の辞職表明は、地方自治法違反の専決処分が議会で不承認となったもので、市民の願いを無視した市立保育園廃止が行き詰まった結果であり、辞職は当然です。多くの市民と一緒に、市政の転換を目指して頑張ります。

(しんぶん赤旗2022年10月9日付より)