米軍横田基地のオスプレイ 低空ホバリング被害/党都議団が動画示し告発

記者会見する党都議団=22日、都庁(しんぶん赤旗提供)

日本共産党東京都議団(大山とも子団長、19人)は22日、都庁で記者会見し、米軍横田基地(東京都福生=ふっさ=市など)に配備された空軍特殊作戦機CV22オスプレイが低空ホバリング(空中停止)し周辺の民家に騒音・振動被害をまき散らしている実態を告発しました。

横田基地のオスプレイがホバリングを繰り返しているのは基地北東部の北側ヘリパッド周辺で、フェンスを挟んで100メートル弱の範囲には民家があります。

会見では、民家の目前でホバリングするオスプレイを撮影した動画を上映。動画には、騒音測定器で90~100デシベル(パチンコ店内並み)を表示した様子も映っていました。

動画を撮影した女性が同席し、「オスプレイが夜9時半すぎでもホバリングをしていて怖い。防音の二重窓でもうるさく、精神的にもダメージを受けている」と訴えました。

尾崎あや子都議は、横田基地のオスプレイが青森県小川原(おがわら)湖でも低空ホバリングを繰り返していると紹介。「オスプレイが日本の法律も守らず夜間や低空でホバリングするのは、特殊作戦の訓練のため。住民の健康にも産業にも悪影響を及ぼす実態を示して、オスプレイを撤去させたい」と述べました。

オスプレイのホバリングの動画は党都議団ホームページでも公開する予定です。

(しんぶん赤旗2022年9月24日付より)